ecbeingは2025年9月4日、自社開発のチャットボットシステム「AIデジタルスタッフ」をAIエージェントへと進化させる新機能「商品ご案内機能」および「オフラインデータ連携」を発表した。MicrosoftのAzure OpenAI ServiceとChatGPTを活用し、自社ECサイトの商品情報のほか、マニュアルや商品カタログなどのオフラインデータとも連携が可能となり、AI機能がその情報をもとに自律的に判断・行動し、質の高い接客を実現する。

『AIデジタルスタッフ』は、ユーザーの質問や問い合わせに対して高度な情報検索機能で回答をリアルタイムに自動生成する。一般的なインターネット上の情報ではなく、サイト内の情報を検索し回答を生成するため、そのサイトに適した回答ができることが特徴だ。
「商品ご案内機能」「オフラインデータ連携」について
「商品ご案内機能」は、Google Merchant Centerの商品フィードを読み込んで連携することで、商品の特性や顧客との会話内容を加味した情報提供がおこなえるようになった。これにより、従来の受動的なFAQ対応にとどまらず、利用者の意図を捉えた提案型の接客が実現する。


「オフラインデータ連携」はPDF、Word、Excelなどのマニュアルやカタログといった社内資料をオフラインでAIに登録し、ウェブ上の情報と合わせてチャット応答に反映できる。
これにより、オープンなサイトだけでなくクローズド環境のサイトにもAIによるデジタル接客が提供可能となった。
