OMOアプリ開発やマーケティングおよびソリューション導入支援を行うアイリッジは、「アプリクーポンに関する調査」を実施。調査結果は次のとおり。
約4割が店舗利用時にクーポンを「必ず利用する」と回答 若年層とシニアで利用増

調査では、約9割が店舗利用時にクーポンを「必ず」または「ときどき」使うと回答。なかでも若年層とシニアで利用が拡大し、10代では「必ず利用する」が前回調査比で約1.5倍(30%→44%)となった。
公式アプリが若年層とシニアの購買行動を変革 企業・店舗側の動向変化も影響


クーポンの入手経路としては「店舗の公式アプリ」が71%と最多となり、前回比で+22ポイントの増加。10代では+31ポイントとなった。また、約半数がアプリの通知により受動的に受け取っていると回答した。
さらに、60代以上では+36ポイントで公式アプリクーポンが紙クーポンを上回るなど、全年代でアプリ経由へのシフトが進んでいる。
一方、「店舗の公式LINE」(36%)も利用率が+16ポイントと伸長し、特に50代以下で顕著な傾向だった。
アプリやLINEによるクーポンに対応する企業も増え幅広い店舗で利用できるようになったことが、利用増の背景にあると推察される。
6割弱がクーポンによる来店促進を経験 行動変容を促しやすい年代も明らかに

回答者の6割弱が、「クーポンがあることで来店した」または「予定より早く来店した」と回答。年代別では、20代以下はクーポンをきっかけに来店する割合が高く、価格メリットを重視し、即時に行動を変えやすい傾向がうかがえる。
ミドル層は「予定より早く利用した」という割合が比較的高いものの、「クーポンがあることで店舗を利用した」という回答は減少しており、行動変容の影響がやや弱まっていた。50代以上は「もともとの予定に合わせて店舗を訪れ、クーポンを利用した」という回答が増えており、クーポンが計画的に活用されていることがわかった。
調査概要
- 調査期間:2025年2月13日~2025年2月20日
- 対象:15歳~69歳の男女
- サンプル数:428名
- 調査方法:インターネットリサーチ