ワークマンは、「#ワークマン女子」店の店名を「Workman Colors」に改名し、地方展開を加速させると発表した。2025年2月から6月にかけて、新店舗の立ち上げや既存店舗を改装し、計25店舗をオープンする予定となっている。今後は年間40店舗の新規出店を計画し、2032年までに400店舗体制を目指すとのこと。
「Workman Colors」の特徴
Workman Colorsは、トレンドを取り入れたデザイン性や低価格を特徴とし、個性を重視した新しいブランドライン。男性物は一部のアウトドアウェアをワークマン/WORKMAN Plusの既存店専売製品とし、Colors店はベーシック衣料市場に「快適普段着」シリーズで新規参入する。トレンドを意識したPB商品「Colors」シリーズは、今後の主力ラインとして展開を強化する考え。
地方展開に向けた改名理由
ワークマン女子店は、既存店と性別で差別化を図り、女性を中心に支持を集めた。一方で、地方では幅広い客層を取り込む必要があったため、改名を決定したという。
男性客の取り込み強化
女子店の店名が男性客を遠ざける一因となっていたため、改名で性別を問わず来店しやすい店舗に転換するとのこと。
既存店との差別化方針の変更
女子店では性別による差別化を図っていたが、Colors店は製品の専売化により違いを出す。専売製品率は25年秋に6割、26年秋までに8割に引き上げる予定となっている。
ベーシックな衣料市場への参入
女子店は男女兼品(アウトドア系)を除くと女性/男性製品率は3:2だったが、Colors店は1:1となる。男性客向けにベーシックな普段着を充実させ、従来の派手なアウトドアウェアは縮小する考え。