Tangerineと日本電気（以下、NEC）は、小売店舗における顧客体験の向上と業務効率化を目指して協業を開始した。2社が持つセンシング技術や映像解析技術などを活用し、購買データの収集からデータ分析・施策立案を一気通貫で行うソリューションを共同開発する。
協業のポイント
オフラインデータ取得から分析までを提供
Tangerineの店舗内情報収集力と、NECのAI分析技術を組み合わせることで、店舗における情報収集から分析までを一気通貫で提供する。さらに、アプリをもとにしたオンラインデータを掛け合わせることで顧客理解の精度を高め、最適なコンテンツの提供を可能にする。
マーケティング施策立案の自動化
将来的には、NECの生成AIによるマーケティング施策立案技術「BestMove」との連携により、AIがセグメントを抽出して最適な施策を自動で立案できるようなる。店舗や顧客ごとに最適なマーケティングが可能となり、販促効率の向上に貢献するとのこと。
2社のセンシング技術を活用した新ソリューションの開発
Tangerineの店舗行動データと、NECの顔認証や棚定点情報などの映像ソリューションで得た情報を融合し、より詳細な店舗データを取得する新しいソリューションを共同で検討している。これにより、買い物中の行動に応じたリアルタイムのプロモーション提案など、高いコンバージョンを目指した施策が可能となる。
