13年のオンラインショップ運営から得た集客のコツを伝授
誰もが簡単にオンラインショップのオーナーになれる今、ウェブで売れないものはない時代になりました。ですが、集客や販売に悩むオーナーは後を絶ちません。
私は、13年間オンラインショップを運営してきて、合計で500店舗以上のお店を見てきています。なので、「売れるお店」と「売れないお店」の明確な違いを断言できます。どんなに素晴らしい商品でも、お客様に見ていただけないと意味がありません。
連載第1回のテーマは、オンラインショップの基本であり永遠のテーマ「アクセス数アップ」です。「売れ続けるお店」が行っている集客のコツを10個お伝えします。
見落としがちなアクセスの抜け穴を埋める
1. SNSプロフィールには、オンラインショップのリンクを貼る
SNSプロフィールにオンラインショップのリンクを貼るなんて、当たり前じゃないか! と思った方もいるでしょう。しかし、違うリンクを貼っている人が意外に多いのです。オンラインショップではなく、企業の公式サイトを遷移先としているケースをよく見かけます。SNSから売上を生みたいのであれば、ショップへの送客が必須です。今すぐにオンラインショップのリンクに変更しましょう。
SNSのプロフィールページを見る人は、投稿内容が気になってあなたのお店のプロフィールや過去の投稿を見に来ています。あなたのお店への関心が高いので、見込み客になりやすい存在といえます。
最近は、複数のSNSリンクのまとめページを作ってプロフィールに貼っている人もいますが、ショップへの送客という視点ではあまりお勧めしません。まとめページを経由することで、必ず一定数の離脱が発生します。
ただし、メルマガ登録フォームやLINE登録のURLを設置するのは、戦略的に行えば有効な顧客アプローチとなります。なぜなら、継続的なコミュニケーションの創出につながるからです。
2. SNS投稿は、商品ページのリンクを貼る
SNSへ投稿を行う際、商品ページのリンクを貼り忘れたことはありませんか? 写真とテキストは完璧でも、肝心な商品ページを購入する導線がなければ、お客様は見にきてくれません。
ショップ側はつい、「気になったら調べてくれるはず」「本当に欲しければ問い合わせが来る」と考えがちですが、お客様に“探させてはいけない”のがオンラインショップの鉄則。「なんかわかりにくいな……」「あの情報はどこに書いてあるのだろう?」と思われた時点で、お客様は離脱してしまいます。リンクを忘れていないか、投稿前に必ず確認する癖をつけましょう。
3. メルマガ・LINEに商品ページのリンクを貼る
メルマガやLINEへのリンク貼り忘れも、ついやってしまうミスです。私は仕事柄、様々なショップの公式メルマガ・LINEを読んでいますが、月に2~3回はリンクなしのお知らせに遭遇します。
よくありがちなのは、新商品紹介の配信であるにも関わらず、トップページのリンクしか挿入されていないパターンです。特定の商品を紹介する際は、必ず商品ページへのリンクを挿入しましょう。特集ページがある場合は、そちらへリンクを貼ります。
なぜなら、そのお客様は「商品を見たい」と思ってクリックしているからです。「詳細を知りたい」「購入したい」と思ってクリックしたのに、表示されたページがトップページだった場合、お客様はわざわざ該当商品を探さなければなりません。粘り強く商品を探し出してくれるケースもあるかもしれませんが、多くの場合、ここで離脱されてしまいます。
お客様のアクションを減らしたオンラインショップは「買いやすい」と感じてもらえ、継続的なアクセスにつながります。アクセスアップの秘訣として覚えておきましょう。