LINEギフト、ビューティーカテゴリー 年間流通額が前年比約360%
LINEは、メッセージアプリ「LINE」を通じて友だちにさまざまなギフトを贈ることができるサービス「LINEギフト」において、2021年9月から2022年8月のビューティーカテゴリーにおける流通額が前年比約360%を達成したことを発表した。
2020年9月~2021年8月と2021年9月~2022年8月を比較すると、同サービスにおけるビューティーカテゴリー年間の流通額は、前年比約360%を達成。全ジャンルのなかでもグルメに次いで利用されている。さまざまなブランドの商品を手軽に贈れることから、需要が急拡大していることが推測される。
同社は、ビューティーカテゴリーにおいて、とくに20代のユーザーにどのような商品を贈ることが多いのか、2022年1月1日~2022年8月31日までの期間を対象とし、ビューティーページに掲載している商品に絞り集計し、予算ごとに売れている商品の上位を公開した。
全体の傾向としては、日常使いできる入浴剤やハンドソープなどのバスグッズ、性別かかわらず贈りやすいヘアブラシ、ヘアオイルなどのヘアケア用品、さまざまな商品をお試しできるギフトセット、相手の好みにかかわらず喜ばれやすいノンカラーリップ、受け手が好きな商品を選べるギフトカードなどが上位にランクインした。
年間の流通額が前年比約360%達成するなど、直近ユーザーの需要が大きく広がりをみせているビューティーカテゴリーにおいて、よりギフトの商品選びがしやすいよう、同社は2022年10月19日に「LINEギフトビューティー」を公開した。出店しているラグジュアリーブランドや、オススメショップがわかりやすく表示されているほか、LINEギフト限定商品の情報なども紹介している。
LINEギフトの好調を受けて、ロレアルグループからは「シュウ ウエムラ」「ヴァレンティノ ビューティ」「アルマーニ ビューティ」「イヴ・サンローラン・ボーテ」「キールズ」「ランコム」の6ブランドが出店。自社ブランドにおけるギフト需要の拡大に伴い、自社サイトでは接点が少ない新しいユーザーへの需要にアプローチしたいとの思いから出店するとのこと。ランコムは出店に伴い、LINEギフトでしか手に入らない日本初上陸となる限定商品「ハンドクリーム」の販売を開始し、今後「フェイスマスク」「スクラブ」の販売も予定している。