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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

Shopifyトレンド通信

2022年のソーシャルコマースにおけるトレンドと成功に導くベストプラクティス

 人々の日常生活の中で重要な役割を担うSNS。写真を共有したり、チャットをしたりさまざまな目的でSNSが使用されている中、近年では多くの人々がSNSを通してブランドとつながり、それにともないSNSを通したブランドの収益が急増しています。Statista社の調査によると、世界中のSNSを通じたECの売上は、2025年までに約3倍にまで上ると予想されていることから、2022年は多くのブランドがソーシャルコマースへの投資を拡大するでしょう。本記事では、ソーシャルコマースの最新のトレンドを3つ紹介し、2022年にソーシャルコマースで売上を上げるための3つのベストプラクティスをShopify Japan株式会社 日本カントリー・マネジャーの太原真さんが解説します。

SNS内で購買行動が完結する「ソーシャルコマース」

 ソーシャルコマースとは、「SNSを通じて商品を販売する」ことを指します。近年ではFacebook、Instagram、TikTokなどのSNSアプリにも、Eコマース機能が登場し始めています。

 ユーザーがブランドのコンテンツをSNSで閲覧し、ウェブサイトを訪問して買い物をするという従来の購買行動とは異なり、ソーシャルコマースでは、ユーザーが好みのブランドを調べ、商品を発見し、購入するところまでをすべてSNSアプリ内で行うことができます。

主要なソーシャルコマースチャネルのご紹介

 ここでは、商品を販売するにあたって人気なSNSと、各チャネルを利用して収益を最大化する方法について解説します。

Facebookショップ・Instagramショップ

 「製品がもっとも売れるソーシャルコマースチャネル」という一説もあるFacebookとInstagramは、独自のショップ機能があります。そのため、ブランドはSNSアカウントに商品カタログをアップロードすることが可能です。そして、ブランドのプロフィールを訪れたユーザーは、アプリから離れることなく商品の情報を確認することができます。2022年には、Facebookユーザーの3分の1以上がSNSを通じて商品を購入すると言われています。

TikTok

 Statista社の調査によると、急成長を遂げているTikTokはアメリカでは2025年までに4,880万人のユーザーを獲得すると予測されており、TikTokよりも6年前から運営を開始したInstagramの予測ユーザー数 4,820万人を上回ります。また、TikTokの調査によると39%のユーザーが「アプリ内で今まで知らなかった商品やブランドを発見した」と回答し、約半数が「アプリで見たものを購入した」ということが明らかになっています。この結果からも、TikTokはソーシャルコマースチャネルとしての価値が高いことがわかります。

 TikTokがソーシャルコマースに正式に参入したのは、今年初めにShopify(ショッピファイ)と提携し、アプリ内ショッピングを開始したことがきっかけです。TikTok For Businessのアカウントを持つ事業者は、ブランドのプロフィールにショッピングタブを追加し、ユーザーがアプリ内で製品カタログを表示することができます。

Pinterest

 毎月4億人以上が利用しているPinterestは、画像を軸とした検索が可能なSNSです。検索されるキーワードの97%がブランド名ではなく商品のカテゴリーであるため、今まで見つけ出すことができなかった新しい製品を発見できます。つまり、事業者にとってまだ自社の商品を知らない潜在顧客にリーチする可能性が広がるという大きなメリットがあります。

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2022年のソーシャルコマースにおける3つのトレンド

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この記事の著者

Shopify Japan株式会社 日本カントリー・マネジャー 太原真(たはらまこと)

カリフォルニア州立大学国際学部卒業後、2004年トヨタ自動車海外営業部門に入社。米国MBA取得を経て、2011年Amazon Japanでプロダクトマネージャーを務め、電子書籍ビジネス“Kindle”の日本立ち上げやファッション事業部のマーチャントビジネスに参画。2014年Google Japanに...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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