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季刊ECzine vol.15定点観測

Google無料リスティング追加は分岐点 運用型広告の変化に備えよう

 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アナグラム田中さんに、運用型広告について聞きました。 ※本記事は、2020年12月25日刊行の『季刊ECzine vol.15』に掲載したものです。

「無料リスティング」プログラムはオンにして機会損失を減らそう

 運用型広告における直近最大のトピックは、Googleの[ショッピング]タブにおける無料リスティングが、日本でも10月より開始したことである。

「任意のキーワードを入れて検索し、[ショッピング]タブをご覧いただければわかるように、無料枠がかなりのスペースを占有しています。ショッピング広告は最上部に表出していますが、パソコン・スマートフォンを問わず、無料枠のほうが表示画像のサイズが大きく、ショッピング広告の運用の仕方にも変化が生じるのではないかと感じています」

 Google 広告でショッピング広告をすでに出稿している場合、既存の商品フィードに対して「無料リスティング(旧:Google掲載)」プログラムをオンにすることで、[ショッピング]タブの無料リスティングにも商品情報を表出できる。出稿していれば必ず無料リスティングに掲載されるわけではないため、注意が必要だ。

「プログラムをオンにしているケースがほとんどだと思いますが、マーチャントセンターを覗かせていただくと、稀に許可が与えられておらず表出していないケースも存在します。ご自身のマーチャントセンターの設定を今一度確認することをお勧めしたいです」

 これらの動きを踏まえ、「2021年以降は、Googleのさまざまなサービスがつながっていくのではないか」と田中さんは分析する。それが運用型広告のラインナップに関連するのか、無料のサービスとして拡充されるのかは未知だが、いずれにせよ商品情報の整備を怠ってはならないことは確かだ。たとえば、マーチャントセンターの商品フィード内にJANコードの記入欄が存在するが、ゆくゆくはこうした共通情報を基に、同一商品の価格の比較を行うなどといった策も考えられる。

「これまでは、広告のためにマーチャントセンターを運用するといった考えかたでも成立していたかもしれませんが、無料リスティングの開始にともない、マーチャントセンターの整備に本腰を入れるEC事業者が増加することは間違いありません。出遅れないためにも準備を進めましょう。今後Googleがどこに有料・無料の掲載枠を拡充するかも見ものです」

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