Cloudpick Japanは、文具・事務用品の製造販売を行うプラス株式会社に対して「スマートデジタル棚」を提供している。その「スマートデジタル棚」を利用した売り場が、2021年9月13日(月)に東京中央郵便局(KITTE丸の内1階)にオープンした。
スマートデジタル棚は、AIを使用してリアルタイムに精密なマーケティングを実施し、消費者にパーソナライズされたオフラインショッピング体験をもたらすというもの。プラスは、技術的手段による販売コスト削減と効率向上を期待し、Cloudpickのスマートデジタル棚の導入に至った。
東京中央郵便局のスマートデジタル棚では、設定されたデジタルサイネージで、商品に関する広告を配信。スマートデジタル棚の前に立った人や通りすがりの人に対して、デジタルサイネージを見てもらうことで、集客効果をもたらす。商品を手に取ると、サイネージ画面が切り替わる。
それぞれのユーザーに関連するコンテンツをデジタルサイネージ上にリアルタイムで切り替えて配信することで、販売コンバージョンを改善。具体的には、ユーザーが商品を手に取ると、重量センサーが検知して、デジタルサイネージ上にユーザーが手に取った商品の関連動画や割引情報を表示して、潜在的な消費を促進することができる。
プラス株式会社リテールサポートカンパニー執行役員の赤尾健一氏は、今回のスマートデジタル棚の導入は、プラスとしての新しいチャレンジであり、大いなる実験と捉えている。これまで売場で伝えきれなかった商品の魅力をテクノロジーの力でユーザーに訴求する。この効果を見極め、Cloudpick Japanとともにプラスとしての新しい武器に作り上げ、事業の発展を推進する予定とのこと。