スパコロは、一都三県15~59歳4,342名を対象に実施した「スーパーマーケットアプリについての調査」を実施した。
一都三県のスーパーマーケット、1年以内利用率・アプリ利用率ともにトップは『イオン』
一都三県のスーパーマーケットブランドの店舗利用率では1位「イオン」48.3%、2位「業務スーパー」40.8%。 3位「イトーヨーカドー」38.6%、公式アプリの利用率では1位「イオン」13.8%、2位「イトーヨーカドー」6.6%、3位「マルエツ」3.4%という結果に。
公式アプリの利用率3位以下のブランドでは、1年以内店舗利用に対するアプリ利用の割合は2割以下になっており、アプリ利用があまり浸透していないことが推察される結果となった。
イオン公式アプリ利用者の店舗利用率は非アプリ利用者より高い
公式アプリの利用者が最も多かったイオンについて、公式アプリの利用の有無で実店舗の利用頻度を比較すると、アプリ利用者は非利用者に比べ、店舗利用頻度が非常に高いということがわかった。
アプリ利用者の2~3ヶ月に1回以上の実店舗利用率は42.8%。 この割合はアプリ非利用者(18.2%)と比べ20ポイント以上高い結果となっている。
また、アプリ利用者の4分の1が週に1回以上店舗を訪れていることから、アプリ利用者の行動面でのブランドロイヤルティの高さがうかがえる。
イオン公式アプリ利用者は、非利用者に比べ顧客ロイヤルティが高い傾向
顧客のロイヤルティを測る指標の1つであるNPS(ネット・プロモーション・スコア)を用いて、公式アプリ利用の有無とNPS/推奨意向の関係を見た。
イオンのNPSは、1年以内店舗利用顧客における公式アプリ利用者で-6.9、非利用者で-39.8と、32.9ポイントの差が生じている。 アプリ利用者の心理面でのロイヤルティは非利用者に比べ顕著に高いと言える一面がうかがえた。
イオン公式アプリの利用目的は『クーポン』 『ポイント』 『キャンペーン』
イオン公式アプリの利用目的トップ5は、スコアが高い順に「クーポンを貰う・使うため」(32.0%)、「ポイントを貯める·使うため」(19.8%)、「スタンプ(チェックイン等)を貯めるため」(17.4%)、「特売・セール情報を見るため」(14.3%)、「キャンペーンに参加するため」(13.5%)となった。
上位の結果からイオン公式アプリはクーポンやセールのお買い得情報、ポイントカードの代用、キャンペーン参加のため利用される傾向にあることがわかった。
調査概要 スパコロ 『 スーパーマーケット アプリについての調査』
- 調査方法:一都三県15~59歳男女を対象としたインターネットリサーチ
- 調査期間:2021年9月24日(金)~26日(日)
- 有効回答数:4,342名 ※全国の人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施