ONE COMPATH(ワン・コンパス)が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、同サービスの利用者を対象として、リベンジ消費に関する意識調査を実施した。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
コロナ禍、4割が買い物でストレス解消 グルメや外食など「食」で発散している傾向
このコロナ禍において、8割以上の人がストレスを感じており、ストレス解消のために4割以上の人が「買い物」(サービスなどお金を使う事柄も含む)をしたと回答している。
そこで、ストレス解消のために何を購入したかをたずねた。
1位は「グルメ」(34.0%)で、普段では購入しない高級なものや、お取り寄せグルメでストレス解消したという声が多数あった。食でおうち時間をより豊かに過ごしたいという人が多いと推察される。
また、同じグルメでも3位には「外食」(22.6%)がランクイン。料理疲れ、自炊飽きを解消するために外食をする人や、遠出をしなくなったために近所の飲食店の開拓などを楽しんでいる人もいた。
2位の「ファッション・ファッション雑貨」(29.8%)では、「気分転換のため」(30代・女性)といった理由を上げている人が多くいた。ただし、実店舗での買い物を控え、その反面ネットを見る時間も増えているためか「ネットで買うことが多くなった」(50代・女性)と、買い物の仕方が変化したという人もいた。
少数ではあるが、ストレス発散のために高額な「買い物」をする人も。「自動車・バイク」(4.1%)の購入や、ライフスタイルの変化にともなって「引っ越し」(1.7%)をした人もいた。
コロナ収束後にやりたいことは国内旅行がトップ 「モノ消費」から「コト・トキ消費」加速
「コロナによりできずに困っていること、実施・購入を見送っていること」そして「収束後にやりたいこととして計画していること」をそれぞれ聞いた。その結果、割合は異なるものの、上位10位のうち7位まではすべて同じ順位となった。
1位は「国内旅行」(41.5%)。また、10位には「海外旅行」(13.3%)がランクイン。観光支援事業「Go Toトラベル」再開が期待されているが、これまで抑制されていた反動からの消費増がもっとも期待される項目となっている。
2位は「友人に会う」(34.2%)。コロナ禍ではデジタルの活用が一気に浸透し、離れた友人とも容易にオンラインで会話ができるようになったが、やはり人との接触を避けるために我慢している人は多く、直接会える日に期待する声が多く挙がった。なお、6位には「帰省」(18.1%)がランクイン。不要不急の帰省や旅行など都道府県間の移動が長期に渡って制限されているが、「帰省して両親や友達に会いたい」といった1位と2位を複合した意見も見られた。
4位の「レジャー施設に行く」(21.6%)、7位の「コンサートやライブ、演劇鑑賞」(16.9%)、9位の「映画館で映画鑑賞」(16.0%)などは、コロナ禍での生活ではレジャーやコンサートといったイベント参加によるリアルな体験が難しいのが現状となっていることから、参加すること・体験することの価値が急向上しているともいえる。
8位には「買い物・ショッピング」がランクイン。コロナ禍の後押しもありネット通販の利用頻度は増えてきているが、「実際に見て買い物したいものもある」との意見も見られた。
調査概要
- 調査エリア:全国
- 調査期間:2021年7月2日~7月4日
- 調査対象者:「シュフーポイント」会員(全年齢の男女)
- 調査方法:インターネットリサーチ
- サンプル数:8,108名