株式会社メルカリと日本財団は、新たな寄付のツールとして、梱包資材の購入が寄付につながる「寄付型梱包資材」を共同開発し、フリマアプリ「メルカリ」内のメルカリストアにて販売開始した。メルカリで売れた商品の発送に使用できる専用梱包資材(5枚組1セット325円)の購入につき25円(1枚につき5円)が、日本財団が取り組む「子ども第三の居場所」の運営に寄付される。
同取り組みは、両者の持つアセットを通じた新たな寄付の仕組みを構築・推進する業務提携の一環として行うもので、日本における寄付文化の醸成に寄与し、社会・環境課題の解決に貢献することを目的としている。
「寄付型梱包資材」は、誰もが気軽に社会貢献できる環境の実現を目指し、「気軽に寄付に参加できる、参加したいと思えるかたち」を模索するなかで生まれた。
メルカリ内での累計出品数は20億品を突破しており(2020年12月27日時点)、今回、両者の業務提携だからこそ可能な挑戦として、モノを送る際に必須となる梱包資材に着目し、“寄付をする”“社会課題を共有する”というふたつの機能を追加した同商品の共同開発に至ったという。
また、メルカリアプリ内で決済・寄付が完了する手軽さが寄付へのハードルを下げ、「誰もが気軽に社会貢献できる環境」につながると考えているとのこと。
寄付金の使途について
同商品の購入を通して寄付金は全額、日本財団が取り組む「子ども第三の居場所」の運営に活用される。同団体は、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立、発達障害など、困難に直面している子どもたちを対象に、放課後に安心して過ごせる居場所を提供。彼らの生き抜く力を育むことを目的としている。