エブリーが運営するレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の流通・小売向けサービス「DELISH KITCHEN Retail Support Program」は、福井県で総合食品スーパーを展開する協同組合ハニーとの提携を開始。「DELISH KITCHEN」の店頭デジタルサイネージがハニー運営の全39店舗に設置され、広告を含むレシピ動画などのコンテンツを9月1日より放送する。
エブリーは2015年よりレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の運営を開始。現在4万本以上のレシピを約2,800万人のユーザーに提供する。2018年からは、アプリやウェブなどのオンラインサービス以外に、小売事業者向けサービス「DELISH KITCHEN Retail Support Program」の提供を行っている。
「DELISH KITCHEN Retail Support Program」は、集客・店頭販促DX・生鮮EC支援・販促施策設計支援などの軸を中心に小売事業者の支援を行うサービス。同サービスで提供される「DELISH KITCHEN」の店頭デジタルサイネージは、商品提案を行うなどの販売促進に活用することができ、現在全国で1300店舗以上のスーパーに導入されている。また、店頭デジタルサイネージと「DELISH KITCHEN」のアプリは、来店計測の仕組みを実装することで連動が可能となり、来店した顧客のスマートフォンにおすすめレシピ情報を送るなどの提案を行うことができる。
この度の提携により、ハニー運営の各店舗には「青果」「精肉」「鮮魚」の生鮮三品売り場にそれぞれ1台、店頭デジタルサイネージが設置される。青果売り場では55インチのサイネージが導入され、「DELISH KITCHEN」のレシピ動画や、ハニーの自社広告も配信予定。精肉・鮮魚売り場では10インチのタブレットを設置し、MD計画に沿うおすすめ食材を用いた「DELISH KITCHEN」オリジナルレシピ提案などを行う。
なお、エブリーは今後、「DELISH KITCHEN Retail Support Program」にて、北陸エリアで事業を展開する食品卸企業カナカンと協業し、同エリアの小売業者へのサービス展開を進めていく予定。