MMD研究所は、60歳~79歳のスマートフォンメイン利用者500人、スマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者とスマートフォンの新規契約を検討しているモバイル端末未所有者500人、スマートフォンへの乗り換えまたは新規契約未検討者500人を対象に2021年7月16日~7月20日の期間で「第2弾 2021年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」を実施した。同調査結果の詳細は次のとおり。
スマホ所有のシニアの49.2%が新型コロナ感染拡大で「スマホ上で利用が増えたものがある」と回答
60歳~79歳のスマートフォンメイン利用者500人に新型コロナウイルス感染拡大以降、スマートフォンを利用するうえで利用が増えたものや新たに利用し始めたものがあるか聞いたところ、スマートフォンをメイン利用しているシニアの49.2%が「ある」と回答した。
続いて、利用が増えたものや新たに利用し始めたものがあると回答した246人を対象に、利用が増えたものや新たに利用し始めたものを聞いたところ(複数回答可)、「LINE」が61.0%ともっとも多く、次いで「YouTube」が41.9%、「楽天市場」が30.1%となった。
シニアのスマホ利用メリット上位はコミュニケーションツールやネット、地図やナビの利用
60歳~79歳のスマートフォンメイン利用者500人に、新型コロナウイルスの影響と関係なくスマートフォンを利用していて感じるメリットを聞いたところ(複数回答可)、「LINEなどのコミュニケーションツールを楽しめる」が48.6%ともっとも多く、次いで「気軽にインターネットを楽しめる」が45.2%、「地図、ナビゲーションを利用できる」が43.2%となった。
スマホ利用検討中のシニアの35.2%が新型コロナ拡大でスマホ利用を検討
60歳~79歳のスマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者とスマートフォンの新規契約を検討しているモバイル端末未所有者500人に、新型コロナウイルス感染拡大以降、スマートフォンを使ってみたいと思うようになったかを聞いたところ、スマートフォンへ乗り換えまたは新規契約検討しているシニアの35.2%が「なった」と回答した。
続いて、新型コロナウイルス感染拡大以降、スマートフォンを使ってみたいと思うようになったと回答した176人を対象に、スマートフォンを使ってみたいと思うようになった項目を聞いたところ(複数回答可)、「LINE」が49.4%ともっとも多く、次いで「YouTube」が38.6%、「楽天市場」が36.4%となった。
スマホ利用開始時に期待するサポートは「簡単な使い方の冊子」「スタッフによる最低限の設定」「電話で聞ける」
60歳~79歳のスマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者とスマートフォンの新規契約を検討しているモバイル端末未所有者500人に、スマートフォンの利用を始めた場合、通信会社にどのようなサポートを期待するかを聞いたところ(複数回答可)、「簡単な使い方の冊子の配布がある」が37.4%ともっとも多く、次いで「自分の使い方を伝えるとスタッフが最低限の設定をしてくれる」が36.0%、「電話で聞ける」が33.0%となった。
スマホに乗り換え・新規契約未検討のシニアのうち、48.4%がスマートフォンに求める条件や製品があれば「スマートフォンに乗り換え・新規契約しようと思う」と回答
60歳~79歳のスマートフォンへの乗り換えまたは新規契約未検討者500人に求める条件や製品があればスマートフォンに乗り換えまたは新規契約をしようと思うか聞いたところ、スマートフォンへの乗り換えまたは新規契約を検討していないシニアの48.4%が「思う」と回答した。
続いて、求める条件や製品があればスマートフォンに乗り換えようと思うと回答した242人に、どのような条件や製品があればスマートフォンに乗り換えようと思うか聞いたところ(複数回答可)、「月々の通信料金が安い」が82.2%ともっとも多く、次いで「端末の価格が安い」が62.4%、「月々の通信料金がシンプルで分かりやすい」が46.3%となった。
調査概要
- 調査期間:2021年7月16日~7月20日
- 有効回答:予備調査10,000人、本調査1,500人
- 調査方法:インターネット調査
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調査対象:
<予備調査>60歳~79歳の男女
<本調査>スマートフォンメイン利用者、スマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者とスマートフォンの新規契約を検討しているモバイル端末未所有者、スマートフォンへの乗り換え未検討者または新規契約未検討者