電通テックは、小売店舗・商業施設のリテールDXを支援するため、売り場や空間づくりのコンサルティングと行動データ活用による効果測定を軸に、デジタルサイネージの導入をワンストップで支援するソリューション「リテールDXサイネージ」の提供を開始した。
1.デジタルサイネージをワンストップで導入支援
デジタルサイネージの効果的な設置場所や機器選定だけでなく、スペースづくりの専門家集団による、新たな客層にアプローチし相乗効果を見込めるショップインショップやポップアップストア、オリジナル什器開発も実施。さらに、コンテンツ制作、CMS(コンテンツマネジメントシステム)運用、施工管理、コールセンター(保守・メンテナンス)、ユーザーの視聴やタッチ&トライデータの取得と分析までをワンストップで支援する。
2.店頭プロモーションの豊富な知見と実績に基づいたスペースコンサルティング
売り場や空間を通じたブランディングやCX向上につながるトータルでのコンサルティングを実施。多様化するマーケティングニーズに対応するべく、他社との差別化分析に基づいた店頭VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)やさまざまな売り場コンディションでも活用できるような什器開発など、課題に応じた最適なソリューションを提案する。
3.デジタルサイネージに機器を拡張することで、各種データ取得と効果測定を実現
顔認識センサー(カメラ)
店頭や店内の展示物を見ているユーザーの属性(性別/年齢)にあわせて、デジタルサイネージから最適なコンテンツ配信が可能となり、視聴データが取得できる。
タッチセンサー
デジタルサイネージをタッチパネルのように活用することで、ユーザーと企業との双方向コミュニケーションが可能に。また、ユーザーの検索行動データを取得・分析することでニーズの把握に役立てることができる。
ピックアップセンサー
商品を持ち上げると什器に設置されたセンサーが認識し、当該商品の情報(説明情報など)をデジタルサイネージに配信可能。また店頭におけるユーザーのタッチ&トライ数のデータが取得できることで、より効果的な展示を実現する。
RFIDリーダー
RFIDリーダーに商品を置くと、デジタルサイネージを通じて商品情報の説明を行うことができ、ユーザーの関心度、タッチ&トライ数のデータ取得が可能になる。
近年、店舗におけるデジタルサイネージの導入は一般化してきているが、小売業界ではリソース不足により、導入において重要なポイントである設置場所や配信コンテンツ、運用に関して、デジタルサイネージの特長や機能をうまく発揮できていない企業が多いのが現状。
このような課題に対し電通テックは、デジタルサイネージの導入効果が最大限発揮できるよう、ブランディングやCX向上につなげるためのプランニングから、ユーザーの購買導線や行動データを踏まえた売り場や空間づくり、コンテンツ制作、機器設置・管理運営までワンストップで導入支援する。
またデジタルサイネージ導入後も、売り場やサービスの内容に最適化した広告配信サービスを提供。リアル店舗では、AIカメラやRFIDリーダー、各種センサーといった機器拡張を行うことでユーザーの行動データ分析を実施。オンラインでは、ユーザー向けの店舗アプリで詳細な商品情報や割引クーポンなどのコンテンツをユーザーに合わせて出し分けるなど、取得データを活用した各種店頭プロモーション施策の支援を実施する。