フードデリバリー事業を展開するmenuとKDDIは、日本の飲食業界の活性化を推進し、両社経済圏の連携により新たな価値を創出するため資本業務提携を開始した。
KDDIは同提携により、menuが発行する株式の一部を取得し、持分法適用関連会社化した。
KDDIは、au PAY会員を通じて決済事業を中心にau経済圏の拡大を推進してきた。今後、コロナ禍で需要増が見込まれるフードデリバリーをはじめとした飲食業界など、消費行動の入り口となるリアル接点を強化していく考え。
同提携により、au PAY会員に対して「au PAY アプリ」のミニアプリへの「menu」の追加や、2021年7月中旬より「menu」アプリのオンライン上の支払い方法として「au PAY」に対応するなど、新たな価値創出に取り組む。
さらに、auスマートパスとの連携による「menu」の注文率向上への寄与や、加盟店開拓のサポートによりmenuの事業成長を支援していくという。
今後、両社はIDの連携により、自宅や外出先などユーザーの状況に合わせたレストラン情報の案内といったデータマーケティング施策を実施していくとのこと。
業務提携内容
- au会員基盤を基軸とした、ユーザー、店舗を含めたmenuの経済圏の拡大
- IDや支払い機能の連携によるシームレスなサービス利用環境の提供
- 両社データの活用によるマーケティングの高度化