Azitは、DIRIGIOと業務提携を締結し、フードデリバリー支援事業を開始することを発表。第1弾として、「筋肉食堂」のフードデリバリー専用アプリの公開と、注文の受付を開始した。
Azitが運営するオンデマンド配送プラットフォーム「CREW Express」と、DIRIGIOが運営するテイクアウトの事前注文・決済アプリ「PICKS」は、それぞれのサービス運営のなかで多くの飲食店事業者より、「コロナ禍で店内での飲食ができないためデリバリーでの営業を新たに開始したが、売り上げが上がってもなかなか事業の状況が改善しない」という声を聞いてきた。多くの飲食店事業者はデリバリーでの販売における集客ノウハウやサービス開発、また配送に関するノウハウが無いため、大手フードデリバリープラットフォームへの掲載に依存してしまうことが多い。しかし、高額な手数料により、デリバリーでの注文数が増加しても、手元に残る利益が少ないということが大きな課題となっていた。
そこで、Azitが提供するオンデマンド配送プラットフォーム「CREW Express」と、DIRIGIOが提供するノーコードで飲食店アプリが作成できる「Picks APP」を掛け合わせることで、飲食店事業者がプラットフォームに掲載をすることなく、自社アプリで注文受付からデリバリーまで一貫して対応をすることが可能に。これにより、手数料は20%程度下がる想定だという。さらに、顧客データを飲食店自らが得られるようになり、新作メニューやキャンペーンのお知らせなど、今後の顧客とのコミュニケーションが可能となり、リピート率の向上や将来的な来店にもつなげることが可能となる。
第1弾 筋肉食堂のアプリを正式公開
両社によるフードデリバリー支援事業の第1弾として、筋肉食堂 のアプリが正式公開となった(注文受付は六本木店から順次公開)。カラダづくりを志す人のための美味しい高タンパク・低カロリーレストランである筋肉食堂は、日々トレーニングをしている人などの根強いファンが多くいることから自社アプリとの相性が良く、ベータ版公開時にも多くのユーザーから注文・好評を得たとのこと。