消費者参加型 覆面調査・ミステリーショッパーサービス「ファンくる」を運営するROIは、「ファンくる」会員を対象に外食企業に関する動きや消費者の動向調査を実施し、定期的な発信と飲食店・サービス業支援・サポートを行っている。今回は、テイクアウトについての意識調査を実施した。
飲食店への営業時間短縮要請によってコロナ禍前のような外食が難しいなか、テイクアウトの利便性の高さや魅力を感じている消費者が多い。2回目の緊急事態宣言前の2020年12月に実施した調査の結果(「今後も継続して、テイクアウトの利用を続けますか?」の問いに「積極的に続ける」「続ける」と回答した人は、全体の48%)に比べて、テイクアウトの継続利用意思が全体で14%増加していた。
主に家族と一緒に食べる人が61%、1人での利用も20%と多く、利用率はディナータイムが40%、ランチタイムが39%とどちらも高い結果に。自宅やオフィスなどで気軽に食べられるテイクアウトの需要はまだ続くと推察される。
同調査の結果は、次のとおり。
89%の人がコロナ禍でテイクアウト利用経験あり
設問:コロナ禍で飲食店のテイクアウトを利用したことはあるか?
62%がテイクアウトを継続利用を希望 緊急事態宣言前より14%増加に
設問:今後も継続して、テイクアウトの利用を続けるか?
月1回以上テイクアウトを利用する人は24% 週に1回以上利用する人も
設問:テイクアウトを月に何回利用しているか?
家族と一緒に食べる人が6割 ひとりでの利用も2割に
設問:テイクアウトした商品を誰と食べるか?(上記設問で「利用したことがない・今は利用していない」と回答した人は、「回答対象外」を選択)
利用頻度がいちばん高い時間は17時以降が40%、11時~15時も39%とほぼ同率に
設問:テイクアウトを利用するシーンとして、利用頻度がいちばん高い時間はいつか?
いちばん利用する店舗のジャンルは1位ファーストフード、2位お弁当専門店、3位お寿司専門店
設問:テイクアウトでいちばん利用する店舗のジャンルは何か?。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:一般消費者
- 回答者:「ファンくる」に登録している全国120万人のユーザー
- 回答数:1,000名(男性=298,女性=702)
- 調査時期:2021年3月16日~19日
- 回答者属性:20歳~80歳の男女