帝国データバンクが、2020年(1月~12月)の飲食店事業者の倒産動向について集計・分析した。 対象は、飲食事業を主業とする事業者(法人・個人事業者)で、法的整理かつ負債1000万円以上としている。
2020年における飲食店事業者の倒産は780件発生し、過去最多の水準となった。
業態別で見ると、「酒場・ビヤホール」が189件(構成比24.2%)で最多に。次いで、「中華・東洋料理店」(105件、構成比13.5%)、「西洋料理店」(100件、同12.8%)、「日本料理店」(79件、同10.1%)が続いた。
負債規模別で見ると、「5000万円未満」が620件(構成比79.5%)で最多。一方、負債50億円以上の倒産は2013年以降8年連続で発生していない。