シャープの子会社でIoTプラットフォーム連携ソリューションなどを展開するAIoTクラウドは、Amazonが提供する消費財を自動再注文するクラウドサービス「Amazon Dash Replenishment」への参画を検討している事業者に対し、各種開発支援サービスの提供を開始した。
同クラウドサービスは、重量センサーなどのIoTデバイスから取得した日用消費財の消費量データをもとに購入時期を予測し、自動再注文を実現する一般消費者向けのサービス。同社は、同クラウドサービスへの参画を検討する事業者に対し、自動再注文システムの実現に必要となる制御クラウド、スマートフォンアプリ、管理コンソールなどの開発をトータルで支援する。
また、日用消費財メーカー向けには、IoTデバイスメーカーと連携した専用のソフトウェア開発(日用消費財のIoT化)。機器メーカー向けには、通信モジュールの提供や機器への組込み開発といったIoT機器開発からEC連携サービスの開発まで、さまざまな要望に対応するという。
同社は今後、飲料・洗剤をはじめとした消費財メーカーや機器メーカーを対象に開発支援を行っていくとのこと。IoT機器開発やAIデータ分析、プラットフォーム間連携ソリューション開発などの知見をより多くの事業者に提供することで、スマートライフ実現に向けた取組みを推進していく考え。
なお、同ソリューションには、本年12月より日本での利用が可能となった「Alexa.InventoryLevelSensor」インターフェースを実装し、Dash Replenishmentの認証を取得している。
日用消費財メーカー向け
専用のIoTデバイス用ソフトウェア開発に加え、IoTデバイスメーカーと連携したIoTデバイスの新規開発の支援が可能。
- ターゲット業界:消費財メーカー、飲料メーカー、製薬会社、化粧品メーカーなど
- ターゲット消費財:飲料、洗剤、錠剤、化粧品など
消耗品が必要な機器を製造する機器メーカー向け
通信モジュール「AIoTモジュール」の提供に加え、機器への組み込み開発といったIoT機器の解発から、IoT-EC連携サービスの開発まで一貫した支援も可能。
- ターゲット業界:機器メーカー
- ターゲット消費財:ウォーターサーバーの水、コーヒーメーカーのコーヒー豆など