ニフティが、ディノス・セシールのセシール事業を吸収分割の手法により承継する会社、「新セシール」の株式のすべてを取得し、子会社とすることに関して、ディノス・セシールと株式譲渡契約を締結したと発表。
ニフティは、2017年4月のノジマグループ入り以降、コンシューマ向けのサービス提供を中心に事業構造の改革を推進してきた。構造改革に伴う成果により、事業基盤の安定化が進んできたことから、今年度より事業拡大フェーズとしての展開に注力。
新セシールは、シニア女性層を中心とする全国規模のユーザーを抱え、インナーをはじめ幅広い生活用品分野を展開する、日本における老舗総合通販ブランドとして知られており、ユーザーの声を活かした商品開発に定評がある。現在、カタログ通販を主軸とする事業展開の中、これまで蓄積してきたノウハウを活かしたEC領域の強化を推進している。
今回、ニフティに新セシールを利用するユーザーが加わることで、ニフティが展開するインターネットサービスを提供できるユーザー層の拡充を図る考え。また、新セシールが展開する事業を取り込むことで、グループにおけるEC領域の事業展開を加速する。
今後は、ニフティが長年培ってきたインターネット領域のノウハウを活用することで新セシールの事業構造改革への取り組みを進めていく。