クックパッドは、横浜市と「新しい生活様式における生産者・販売者(商店街等)・消費者をつなぐ新しい買い物環境を通じた商店街等の活性化の取組に関する連携協定」を締結したことを発表した。政令指定都市との連携協定は同社において初の試みとなる。
同連携協定では、地域の生活の基盤であり、地域コミュニティの核として市民生活を支えている商店街を支援するため、「新しい生活様式」に対応した買い物手段である生鮮食品EC「クックパッドマート」を活用して、商店街等の活性化および市民生活の利便性向上の実現に寄与することを目指す。
生鮮食品EC「クックパッドマート」は、アプリから事前決済した商品をマートステーションから受け取る形式のため、店員やほかの買い物客との接触を避けて短時間に買い物を済ませることが可能。厚生労働省の提唱する新しい生活様式に対応した買い物手段として安心して利用することができる。地域の生産者や販売者と消費者をつなぐさまざまな仕組みを開発しており、これまでも各地域の生産者団体などと連携し、新鮮でおいしい食材を、送料無料で出荷当日に消費者へ届けてきた。
横浜市においてもサービスを展開しており、商品の受け取り場所であるマートステーションは、市内のコンビニエンスストア、「アソビル」「セルテ関内」といった駅前の商業施設、マンションなど市民の生活動線上に約20ヵ所設置。JA横浜営農経済センターみなみ集荷場、横浜市中央卸売市場、横浜南部市場等市内4箇所に共同集荷所を設け、市内の生産者や販売者、市場の仲卸など数十の出店者が出店する。横浜の生産者や販売者とともに企画して、オンラインマルシェやイベントの開催も行ってきている。
今後は横浜市とともに、市民や生産者・販売者が、商品の受け取り場所である生鮮宅配ボックス「マートステーション」をより活用してもらえるよう、広報活動や出店・販売促進の支援等で協力していくとのこと。
連携協定の概要
連携協定名
新しい生活様式における生産者・販売者(商店街等)・消費者をつなぐ新しい買い物環境を通じた商店街等の活性化の取組に関する連携協定
連携事項
- 生産者・販売者(商店街等)の販売促進支援に関する事項
- 生産者・販売者(商店街等)との連携に向けた情報提供に関する事項
- 生産者・販売者(商店街等)のPRに関する事項
- 商店街等の賑わい創出に関する事項
- 消費者の利便性向上に関する事項
- 空き店舗・空きスペースを活用した買い物環境向上に関する事項
- そのほか、商店街等商業振興・地産地消の推進に関する事項