青山商事は、スーツ・ビジカジなどのウェアリングのフォーマル度合いを★(星マーク)を用いて可視化した「ガイドライン」を策定。今後、店舗での商品提案に活用していく。また、公式サイト内に同ガイドラインを紹介した特設ページも解説した。
ビジネスウェアの多様化により、スーツスタイルからビジネスカジュアル(ビジカジ)、よりカジュアルダウンした装いまで、さまざまなウェアリングが仕事着として定着している。これらのウェアリングはコーディネートするアイテムによっても見た目や印象が大きく変わるため、現在ではビジネスにおける“フォーマル”と“カジュアル”の境界線が曖昧になっているという。
これを受け、同社では、さまざまなウェアリングに対してフォーマル度を設け、このフォーマル度合いを★の数1~5で表現することで、どのようなウェアリングがどの程度フォーマルなのかを可視化したガイドラインを策定した。
今回策定したガイドラインでは、ウール素材を中心とするスーツに、ワイシャツ・ネクタイ・レザーシューズなどを組み合わせる一般的なスーツスタイルをもっともフォーマル度が高い★5と定義。たとえばスーツの素材にコットンやポリエステルといったカジュアルな印象のものを選び、Tシャツ・スニーカーなどのカジュアルアイテムをコーディネートすることで全体的にカジュアル要素が強くなり、フォーマル度は★3となる。このように、コーディネートや素材などにカジュアル要素を取り入れていくことで★の数が変化。さらに、ジャケット・パンツ(ジャケパン)やノンジャケットなどのメンズ・レディスのさまざまなスタイルについても、同様にフォーマル度を設定している。
同社では、このガイドラインをユーザーのビジネスシーンやTPOに合わせたウェアリング提案に活用していく考え。また、公式サイトの特設ページでは、今回のウェアリングのフォーマル度について詳細を掲載し、ECサイト利用者の商品購入をサポートしていくという。