日本マクドナルドは、「マックデリバリーサービス」の宅配バイクとして、「電動3輪バイク」の本格導入を開始した。
同サービスは、マクドナルドの商品を自宅やオフィスにマクドナルドのクルーが届ける、マクドナルド独自の宅配サービス。2010年の初導入以降、対象エリアを順次拡大しており、1都1道2府30県、600店舗(10月5日時点)で展開している。
今回同サービスの宅配バイクとして、モビリティブランドのaidea社製「電動3輪バイク」を本格導入。同バイクは、2020年5月より神奈川県で、7月より東京都で、それぞれ一部店舗にてテスト導入しており、走行性能や安全性の検証を経て、本格的に導入することとなった。
まずは2020年10月中に44店舗で約100台を導入し、年内には約120店舗・約320台へと拡大予定。デリバリー需要の高まりにあわせて拡大中の同サービスにおける電動3輪バイクの導入は、同社としての持続可能な社会の実現に向けた活動の一環と考えており、環境への配慮と、社会にやさしいモビリティとしての役割を担う。
電動バイクは走行時にCO2を排出しないため、地球温暖化を抑制。エンジンバイクのような大きな始動音はもちろん、アイドリング中のエンジン音もない。また、排気ガスを出さず匂いも少ないのが特徴。
同社ではこのほかにも持続可能な社会の実現に向けた取り組み“Scale for Good(スケール・フォー・グッド)”の活動を展開しており、「環境負荷軽減」を目指す分野では、店舗照明をLED照明へ順次切り替えたり、一部物流において鉄道輸送へのモーダルシフトや他業種と協業して共同輸送を実施するなど、さまざまな活動を行っているとのこと。