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ECzineニュース

コロナ禍で化粧品の応援・支援型消費拡大 半数以上が未婚有職女性、経済回す意識強まる/アイスタイル調査

 アイスタイルは、運営するサービス@cosmeのプロデュースメンバーである、15~59歳の女性1,655名を対象に、コロナ禍における「応援・支援型消費」の化粧品分野における調査を実施した。

 同調査の結果は、次のとおり。

新型コロナウイルスの影響により化粧品購入頻度は減少

 新型コロナウイルスは、化粧品業界にも大きな影響を与え、経済産業省生産動態統計の2020年6月度の結果でも化粧品は昨年より出荷額減少が報告されている。また、ユーザーアンケートの「新型コロナウイルスの感染拡大によって、化粧品を購入する頻度に変化はあったか?」という質問に対しては、特にメイクアップ化粧品において、「減った」「とても減った」という回答が半数を超え、50.6%となった。

 外出自粛やマスクの着用によりリップメイクを控えたり、マスクによるメイク崩れを気にしてベースメイクが薄くなる傾向にあることから、メイクアップの方が顕著に結果にあらわれている。同アンケートの対象である比較的美容意識の高い女性セグメントにおける結果でもこのような状況であることからも、化粧品業界もコロナの影響を強く受けており厳しい状況であるといえる。

半数以上が「応援・支援型の化粧品購入経験あり」

 前問のようにコロナ禍で化粧品業界も厳しい状況に置かれているなかで、「人や商品・企業やお店など、「何か(誰か)を応援したい・支援したい」という気持ちで化粧品を購入することはあるか?」という質問に対し、「ある」という回答が半数以上の50.8%となった。

応援・支援型の化粧品購入は、緊急事態宣言発令の4月より増加傾向

 「応援・支援型の化粧品購入経験がある」と回答した人に対し、『いつ、「何か(誰か)を応援したい・支援したい」という気持ちで化粧品を購入したか?」と聞いたところ、「今年の1~3月」よりも「今年の4~5月」「今年の6~8月」と回答した人が多く、緊急事態宣言が発令された4月以降増加傾向にあることがわかる。

 これにより、新型コロナウイルスの影響で化粧品業界でも経済的打撃が顕在化したことで、応援・支援型の化粧品購入を行う人が増えていったと推察される。

「未婚・有職者」の応援・支援型化粧品購入がもっとも多い

 緊急事態宣言後、もっとも応援・支援型化粧品購入を行ったのは「未婚・有職者」で、半数以上の55.3%が応援・支援型化粧品購入の経験があるという結果でした。

「自分の好きなもの、自分にとって大事なものを守る」ために経済を回す

 応援・支援型化粧品購入の動機はどのような意識から起こるのかも調査。応援・支援型化粧品購入経験者に対し、「応援・支援への考え・行動について、あてはまるものは?」という質問をしたところ、「経済を回す、業界応援・支援のためにも化粧品を購入したいと思う」という回答が緊急事態宣言前は32.5%であるのに対し、緊急事態宣言後は57.9%であることが判明した。

 これはほかの回答よりも緊急事態宣言前からのポイント伸長が大きく、応援・支援型の化粧品購入を行った人たちは、「経済を回す」意識が強いといえる。

 また、応援・支援型の化粧品購入を行った人たちに、「直近でとったあなたの行動やその時の気持ちに近いと思われるワード」を選択してもらったところ、緊急事態宣言前と後両方で「応援」というワードがもっともポイントが高く、「助け合い」というワードが「支援」というワードを抑えて2番目に多い結果となった。

 さらに、「助け合い」というワードは緊急事態宣言前から緊急事態宣言後に伸びが大きくなっている。同じく、「援助」「救済」も、緊急事態宣言前から緊急事態宣言後に伸びが大きいワードではあるが、「助け合い」とのポイントの差分の大きさを見ると、応援・支援型化粧品購入は決して、一方的で上の立場からの行動ではなく、「これを機会に今まで助けてもらった感謝を返したい」、という双方向的な気持ちがあるといえる。

 実際に、この質問に対する自由回答として、そのようなコメントも多く見受けられた。

自由回答(一部)

アルビオン(イグニス)のクレンジング。いつもだったらクレンジングはほかのブランドのものでもよかったけど、スキンケア商品でお世話になっているアルビオンさんで購入して応援したいと思った(アルビオンのクレンジングを買うのは初めて)。コロナの影響もあると思うので、好きなブランドが今後も存続してもらえるようにと。【今年の6~8月(緊急事態宣言 解除後)・28歳】

Diorのオンラインでコスメを購入しました。自粛・マスク生活でメイクがあまり出来ないなか、大好きなブランドで大好きな商品を購入することで、少しでもそのブランドに売上貢献が出来たら、と思いました。またそれが少しでも、化粧品業界に良い流れにつながることが出来ればと思っています。【今年の4~5月(緊急事態宣言 発令期間中)・32歳】

親戚がやってるサロンのフェイスパック。コロナで景気が良く無いなか大変だということを知り、少しでも力になれればという思いで購入しました。また、フェイスパックはもともと欲しくてどこの会社のを買うか悩んでいたのでわたし自身も助かりました。【今年の6~8月(緊急事態宣言 解除後)・27歳】

 「経済的打撃の大きい状況下で自分が購入することによって、少しでも貢献できるのであれば」、という気持ちが買う理由になったり、購入にあたってのひと押しにもなっていると考えられる。

 購入する商品は、身近に感じているもの、自分が普段から使っていたり、好きなブランド・サロンであることが例示した自由回答に限らず多くの回答に見受けられた。購入者に「何か(誰か)を応援したい・支援したいという気持ちで購入した化粧品」について聞いたところ、「もともと好きだったもの」が「もともと特になんとも思っていなかったもの」に比べて緊急事態宣言前後に関わらずポイントが高かったことからもうかがいとることができる。

 さらに、「応援・支援したいと思うもので、あてはまるもの」を選んでもらったところ、「好きな商品・ブランドが廃盤になる可能性がある」という回答が55.3%でトップを占めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大による自粛や店舗休業の影響によってブランド撤退や閉店、企業の倒産のニュースが流れるような状況のなか、自分が好きなものに対する恩返しの気持ちとともに、「もしも愛用している、好きなブランドが廃盤になったら自分が困る」という気持ちがあることが、応援・支援型化粧品購入につながっているといえる。

応援・支援型化粧品購入は今後も継続の流れ

 「今後、人や商品・企業やお店など、「何か(誰か)を応援したい・支援したい」という気持ちで化粧品を購入することが増えると思うか?」という質問に対し、「増えると思う」が半数近くの46.3%を占めた。また、そのほかの回答も「変わらないと思う」が52.7%を占め、「減ると思う」が1.0%にとどまる結果に。今後もこうした消費を行うことにポジティブな反応であることから、応援・支援型化粧品購入は続くと予想される。

調査概要
  • 調査名称:化粧品とライフスタイルに関するアンケート
  • 調査対象:15-59歳の@cosmeプロデュースメンバーの女性
  • 調査地域:全国
  • 調査方法:ウェブ調査
  • 調査時期:2020年8月7日(金)~11日(火)
  • 集計数:1,655サンプル ※下記表の通り、@cosmeの年代構成比に合わせ割付

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