ヤフー(Yahoo!JAPAN)とヤマト運輸は、インターネットオークションサービス「ヤフオク!」、フリマアプリ「PayPayフリマ」において、非対面配送の連携を強化することを発表した。
2020年9月1日(火)から、両社が提供している全国一律の配送サービス「ヤフネコ!パック」の中で、ポスト投函型のサービスである「ネコポス」の送料を、個人間取引の中で「ネコポス」最安の170円で提供。さらに利用者が荷物の置き場所を指定可能な「置き配」をはじめさまざまな受け取り方が選択できるEC向け配送商品「EAZY(イージー)」を、今秋「PayPayフリマ」に導入するという。
厚生労働省が新型コロナウイルス感染拡大防止の具体例を示した「新しい生活様式」では、基本的感染対策として「身体的距離の確保」が挙げられているとともに、日常生活においては「通販の利用」が推奨されている。実際に、ネコポスの取扱量は、4月~7月までの累計で47.9%増加。「PUDOステーション」も全体の利用率が約2倍に増加しているという。
これを受け両社は、個人間の取引において、「ネコポス」、「EAZY」、「PUDOステーション」の利用を通じて、非対面の配送連携を強化することに至った。連携の具体的な内容については、次のとおり。
「ネコポス」を全国一律170円で提供
9月1日(火)から、ポスト投函型配送サービス「ネコポス」を出品者による送料負担の場合、従来の全国一律195円から、個人間取引の中で「ネコポス」最安の全国一律170円に変更。一般的なポストにそのまま投函可能なサイズ(A4サイズ、厚さ2.5cm、1kg以内)であり、非対面配送が手軽に実践できるサービスとして、これまで以上に利用しやすい価格とした。なお、送料を落札者負担に設定する場合も、210円(従来225円)に変更する。
送料負担 | 出品者負担 | 落札者負担 |
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送料(8月31日まで)※全国一律 | 195円 | 225円 |
送料(9月1日から)※全国一律 | 170円 | 210円 |
「EAZY」は、EC利用者の多様なニーズに徹底的に応えることを目指したヤマト運輸の新商品。ユーザーは通常の対面受け取り以外に、玄関ドア前、自宅宅配BOX、ガスメーターBOX、物置、車庫、自転車のかご、建物内受付/管理人預けなど、希望の場所や日時に合わせた非対面での商品受け取りが可能。クロネコメンバーズのユーザーは、コンビニエンスストアや宅配便ロッカーPUDOステーション、宅急便センターでの受け取りなどの選択できる。また、配達員が配達する直前までウェブサイトで受取場所の変更が可能で、急な用事やそのときの天気などユーザーの都合に合わせて、受取場所を自由に変更することができる。