Insiderは3,200万ドル(約34億円)のシリーズC資金調達を実施。これにより、調和のとれたマルチチャネル体験のための活動を強化する。
Insiderは、AIを活用し、ウェブサイトへのタグの埋め込みのみで、新規顧客獲得から活性化・収益化・継続利用までをトータルで支援するグロース・マネジメント・プラットフォーム「Insider GMP」を開発・提供するグローバル企業。さまざまなツール、チャネルが乱立するウェブにおいて、Insider GMPというひとつのプラットフォームでそれぞれの施策や成果を集約。新たな打ち手や改善を積極的に提案・実施し、マーケターの本来の目的を達成することを目指している。日本法人、Insider Japan株式会社を置き、日本国内でもInsider GMPを提供している。
今回の資金調達は、テクノロジー企業にフォーカスした成長資本企業 Riverwood Capital主導のもとSequoia、 Wamda、Endeavor Catalystによって実施された。Insiderでは、既存のプラットフォームの機能強化、R&Dチームにトップレベルのエンジニアを迎え入れ、グローバルセールスとマーケティングにも注力する。
Insider共同創業者・CEOのハンデ・チリンギルは、今回の資金調達について次のようにコメントしている。
「これまで私たちは、世界の東側にあるポテンシャルの高いマーケットに注力してきました。APACのSamsung、ユニクロ、シンガポール航空やオーストラリアのカンタス航空、ヨーロッパのMarks & Spencer、Estee Lauder、Carrefourといった各業界を代表する企業とパートナーシップを結んできました。今後も進出済みの24ヵ国で大きく成長し、次はアメリカ市場に進出する準備ができています。マーケターの抱える大きな課題に対する私たちの斬新なソリューションが強みとなるでしょう」
コロナ禍により、世界中でEコマースやメディアでの需要が急速に高まった。Insiderのデジタルセールスチームは、パートナー各社が抱える「ネットショッピング初心者」の行動にリアルタイムで対応し、増加するトラフィックをコンバージョンにつないだ。ポスト・コロナ市場でも、ブランド各社はこれまで以上にデジタル化を迫られると予測。オンライン消費が増加し、顧客が延期していた購入の優先順位を高めるにつれ、Insiderの成長の加速を見込んでいる。
日本法人のInsider Japan株式会社は、国内でInsider GMPを提供、業種で400以上のビジネスの信頼を得ているほか、2020年7月1日より、デジタルマーケティング支援のシングラとともに、Insider GMPを用いてCVR改善とLTV向上を自動化するサービス「SYNSIDER」の販売を行っている。