資生堂が世界88の国と地域で展開している「SHISEIDO」は、ビューティーコンサルタント(以下BC)が化粧品や美容法を紹介するライブ映像を配信し、消費者がリアルタイムでBCとコミュニケーションしながら商品を購入できるライブコマースを国内で開始する。第1弾として、三越伊勢丹ホールディングスの化粧品オンラインストア「meeco」で、2020年7月22日(水)に実施する。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け「非接触型」購買ニーズが増しているなか、同社は消費者がそれぞれのニーズにあった接点でスムーズに購入できるよう、「オフライン」と「オンライン」の強みを融合させたオムニチャネルモデルを取引先各社と協働で構築していくという。
SHISEIDOは、取引先との初のオムニチャネル協働取り組みとして、三越伊勢丹の化粧品オンラインストアmeecoでライブコマースを実施。BCがリアルタイム映像で化粧品の特徴や使用法を紹介し、それを見た消費者はチャットでBCに質問するなど双方向のコミュニケーションをしながら商品について調べ、meecoで購入できる。7月22日(水)の初回は、今気になるマスク着用による肌荒れや、夏にひんやり気持ちよく美肌に導くスキンケアを紹介する。
meecoは三越伊勢丹がデジタルを活用した新しい顧客体験を展開するなか、2019年2月に運営をスタートした化粧品オンラインストア。今回、資生堂とのライブコマースの取り組みによって、コロナ禍のBCとの接触機会減、SNSからの情報収集など、急速な購買行動の変化に対応した新たな顧客接点拡大を目指しているという。
資生堂の「ライブコマース」の取り組み
SHISEIDOは、中国市場においてBCが出演するライブコマースを推進しており、同国におけるブランドEC売上は好調だという。これを受け、資生堂は国内でのライブコマースを本格展開することを決定。その第1弾として、SHISEIDOは、ブランドとして国内で初めてライブコマースを実施するとともに、オンラインウェブカウンセリングも、7月27日(月)よりmeecoで開始する。
今後も、ライブコマース、オンラインウェブカウンセリングの対応プラットフォーム、ブランドを拡大していくとのこと。