ランチェスターは、アプリマーケティングプラットフォーム「MGRe(メグリ)」をローンチした。
これまでEAP(Engagement Application Platform)として提供していたアプリプラットフォームをアップデートし、リブランディングしたサービスとなる。ブランドロゴ、ミッションを刷新し、ならびにサイトリニューアルを実施。新たにMGReとして展開していくという。
同サービスは、企業のアプリ開発から運用、分析に至るまでアプリマーケティングをワンストップで支援するアプリプラットフォーム。ECサイトと店舗をアプリでつなぎ、SNSやブログ、メールマガジンなど情報発信コンテンツを集約、会員証やポイントシステムの統一など、シームレスな顧客体験を実現することが可能となっている。リテールに特化した機能が特徴で、特にアパレル分野に多くの導入実績をもつ。
今回のリブランディングにおいては、リテールに特化した機能はそのままに、クライアントのニーズに合わせて3プランを展開。まずは情報コンテンツをアプリに集約し、顧客とのコミュニケーションを促進する「エントリープラン」から、ビッグデータ分析などより詳細なデータ分析を検討しているクライアントには外部システムとの連携も可能な「ハイエンドプラン」も用意している。アプリのダウンロード数ではなく、MAU(月間アクティブユーザー数)に応じた料金システムを採用。また、プッシュ通知も無制限で利用できる。
エントリープラン
SNSやブログなどの情報発信コンテンツをアプリに集約、メールマガジンをプッシュ通知に切り替えるなど、顧客とのコミュニケーションをアプリに移行したいクライアント向け。
スタンダードプラン
CRM(顧客管理システム)がセットになったプラン。これから、アプリ上で顧客データを分析し、アプリマーケティングをはじめたいクライアント向け。クライアント自身でCRMを用意する必要がないため、導入コストが抑えられ、スピーディにアプリマーケティングを始めることが可能。
エンタープライズプラン
すでにCRMやマーケティングツールなどを利用しているクライアントには、外部システムとの連携やカスタマイズが可能なプランを用意。より高度なアプリマーケティングを希望するクライアント向け。
サービス名「MGRe(メグリ)」は、Make Good Relationshipの頭文字から。ランチェスターのミッションでもある「企業と顧客のより良い関係を支える」と、データを体験へと還元するというビジョンからデータが「巡る」ふたつの意味を込めている。