インターネット調査を中心に提供しているマイボイスコムは、今回、16回目となる「オンラインショッピングの利用」に関するインターネット調査を2020年4月1日~5日に実施。10,280件の回答を集め、調査結果を発表した。
通信販売の利用経験と直近1年以内の申し込み手段について質問(複数回答)。その結果、通信販売を利用したことがある人は92.3%。直近1年以内に利用した申し込み手段は、「インターネット(パソコン)」が利用経験者の84.2%に。「インターネット(スマートフォン)」は38.5%で、過去調査と比べて増加している。女性や若年層で比率が高く、10~30代で6~7割、50代で4割、60・70代で2割となった。
直近1年間にパソコンでオンラインショッピングを利用した人のうち、10回以上利用した人は5割弱。40・50代では各50%台だった。直近1年間に購入したもの(複数回答)は、「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」「書籍・雑誌」が4~5割で上位にあがった。
また、直近1年間に携帯電話・スマートフォンでオンラインショッピングを利用した人のうち、10回以上利用した人は35%で過去調査と比べて増加傾向だった。女性10~40代では4割を超える結果に。直近1年間に購入したもの(複数回答)は、「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」が各4割強、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」「書籍・雑誌」「生活用品」が各3割弱だった。パソコンで購入したものと比べて、「家電製品、AV機器・カメラ、携帯電話、スマートフォン」「パソコンなどコンピュータ関連機器」の順位は低く、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」の順位は高くなっていることがわかる。
直近1年間のオンラインショッピング利用者が、店頭ではなくオンラインショッピングで購入する場面(複数回答)は、「価格が安い」が64.0%、「たまったポイントで商品が買える」が46.4%、「クーポンやキャンペーンなどがある」「配送料が割安」「店頭に欲しい商品がない」「持ち帰りしにくいものを購入する」が3割前後となった。女性では、「クーポンやキャンペーンなどがある」「持ち帰りしにくいものを購入する」「店舗に行けない・行きたくない」の比率が高くなった。
直近1年間のオンラインショッピング利用者にショッピングサイト利用時の重視点をたずねた(複数回答)。「送料が安い・無料」「商品価格」「豊富な品揃え」が6~7割で上位3位を占めている。「割引サービス、キャンペーンなどが充実している」「クチコミ・レビューが見られる/書き込める」「欲しい商品の検索がしやすい」は、女性で比率が高くなっている。
オンラインショッピングサイト利用時の不満点についてのコメントは、次のとおり(一部抜粋)
- 大型トラックが入れる場所じゃないと配達してもらえない。(男性14歳)
- カードを持ってないのでクレジット払いだけのサイトが最近多くて困る。(男性32歳)
- ポイント付与の仕組みが複雑で、研究しなければならないこと。(男性49歳)
- 店頭より値段が高い物ばかりになってきた。Amazonでも楽天でもYahoo!でも。店頭価格より安いのはせいぜいAmazonのパソコン周辺機器ぐらい。以前は色々なジャンル総じて、お買い得感があったものだが。(男性55歳)
- たまに商品の写真が1枚2枚の時がある。いろんな角度からいろんな写真が見たい。(女性27歳)
- 検索で、価格が安い順などにしても、送料が含まれると高くなったりして、結局どれが一番お得な価格なのかがよくわからないこと。(女性36歳)
- 宣伝画像が多すぎて商品を見つけにくいことがある。(女性49歳)
- 最近ショックだったのがせっかく買ったのに、もう明日届くと言うときにメールで欠品になりました。と言ってきたことです。販売するときに分かっているはずなのにと思った。(女性69歳)