SBエンジニアリングとジョルダンは、「Yahoo!ショッピング」の取扱商品などを手に取り体感しながら購入できる、商品棚とデジタルサイネージを併設した次世代型店舗「QRECS(キュレックス)」を共同開発したと発表。また、本日よりQRECSを設置する施設と、出店を希望するYahoo!ショッピングストアの申込受付を開始している。
QRECSは、「Quick and Real EC Shopping」を略したものであり、ネットとリアル店舗の融合を実現した次世代型店舗となっている。商品棚とデジタルサイネージを併設し、オンライン限定の商品もサイズや素材などを実際に体感しながら買い物ができるほか、地方の名産品や旬のものなど、リアル店舗に在庫がない商品も購入できる点が特徴となっている。
ユーザーは、デジタルサイネージで欲しい商品を選択し、画面に表示された2次元コードをスマホやタブレットのカメラで読み取ることで、Yahoo!ショッピングの商品ページに遷移。そのままオンライン上で購入手続きを行うことが可能となる。購入商品は指定した場所へ配送されるため、持ち帰りが難しい大きな商品や重い商品も気軽に購入することができる。
QRECSは月単位で契約可能となり、期間限定ポップアップショップの出店やテストマーケティングを低コストで実施することができる。今後は多言語対応のほか、QRECSにAI(人工知能)を活用したカメラを設置して通過・滞留人数やサイネージの閲覧数、ユーザーの属性などを計測・分析し、表示内容や出店料の検討の参考にするなど、より利便性の高いサービスの実現に向けて取り組む予定となっている。