Supershipは、「中国トレンドアイテムレポート」の提供開始を発表。中国国内における主要SNSでの日系ブランドおよび日系ブランドが展開している商品に関する投稿数を集計し、前日までのSNS投稿から算出したランキングを速報レポートとして流通企業向けに提供する。
2018年の訪日中国人は、800万人を超えて訪日外国人全体の26.9%を占めており、加えて、訪日中国人の旅行時の消費総額は1兆5,450億円と、訪日外国人の消費全体の34.2%を占める金額となっている。中国市場のデータ解析サービスを提供しているAdMasterの調査によると、旅行を目的とした訪日中国人の86%が旅行前からWeibo、小紅書、WeChatなどのSNSやウェブメディアで情報収集した「買い物リスト」を作成しており、訪日中はリストをもとに商品を購入しているとのこと。また、訪日中国人の96%が日本での滞在中もSNSで情報収集をしている結果も出ている。
同社は、これらの状況を踏まえて「中国トレンドアイテムレポート」をLeading Smart Systemsと共同で開発、提供を行う。同レポートは、中国国内のSNSで日系ブランドや日系商品に言及した投稿数を集計し、前日までの集計結果を日次や週次など指定の期間および納品タイミングで速報レポートとして提供する。
流通・小売系企業は、同レポートを活用することで中国国内で人気の商品や話題になっているブランド・商品をタイムリーに把握することができ、訪日中国人客の多い店舗においてレポートをもとにした仕入れやコーナー展開を行い、店舗の売り上げにつながる売り場作りを実現することが可能となる。