PayPayは、9月13日に「PayPay」1周年 記者発表会を開催。PayPayのサービス開始からこれまでの振り返りと、サービス開始1周年となる10月5日に1日限定で行われるキャンペーン「PayPay感謝デー」の開催、今後の取り組みについての発表を行った。
同発表会は、PayPay 代表取締役社長 執行役員 CEOの中山一郎氏より概要が語られた。主なトピックは下記の通り。
PayPayサービス開始から1年の振り返りと今後の展望
中山氏は、PayPayサービス開始から1年の実績として、ユーザー数1,250万人、加盟店申込数140万ヵ所、累計決済回数1.4億回超を記録したと発表。この1年は決済回数を増やすため、加盟店・アプリ・ユーザーの3方向からサービス拡充に取り組んだと語った。
加盟店の拡大
大型チェーン店のみならず、地域チェーンや商店街への導入を促進。店舗用アプリの提供も行い、PCを使わずアプリのみで取引管理、売上管理が成立するようにすることで、加盟店オーナーの利便性向上も図っている。
アプリ機能の拡充
サービス開始から今日までのアプリアップデート回数は、累計60回を記録。UI・UXの改善のみならず、チャージ方法の多様化、マップ機能の拡充、きせかえ機能などを搭載し、ユーザーの利便性を向上させている。
なお、アプリ機能のさらなる拡充として、10月以降に銀行登録UI改善を行い、銀行口座登録時に従来10分ほど時間がかかるところを1~2分程度でできるようにする旨を発表。先日リリースされた「PayPay for Apple Watch」にも触れ、今後はスマホアプリのみならず、Apple Watch向けの機能拡充にも取り組むとしている。
ユーザー向けサービスの拡充
PayPayはこれまで、店頭決済のみならず、オンライン決済・請求書払い・個人間譲渡などサービスの拡充に取り組んできたが、今後は決済を軸としたスーパーアプリ化を目指し、より多くのユースケースを提供できるように推進していくとしている。
「PayPay感謝デー」の開催
サービス開始1周年を記念して、10月5日の1日限定で「PayPay感謝デー」の開催を発表。すべてのユーザー、加盟店(実店舗)を対象とし、1,000円相当を上限として、PayPay決済での支払額の20%をPayPayボーナスにて付与する。あわせて、10万円相当を上限として、50回に1回の確率でPayPay決済での支払額の全額がPayPayボーナスで付与される「感謝デー限定PayPayチャンス」も行う。
また、PayPay感謝デー以外にも1周年を記念したキャンペーンをユニクロ、日本コカ・コーラ、DiDiと行う。ユニクロは、PayPayでヒートテックを1枚購入すると、もう1枚が無料になるキャンペーン、日本コカ・コーラは「Coke ON」アプリに登録したPayPayを使い、100円以上のコカ・コーラ製品を対応自販機で購入すると、毎週100円相当が戻ってくるキャンペーンを実施。DiDiとのキャンペーンは、9月27日開始予定となっており、詳細は追って発表するとのこと。
キャッシュレス推進に向けた取り組み
10月に控えた消費増税に伴い経済産業省が行うキャッシュレス還元事業に合わせ、PayPayは「まちかどペイペイ」キャンペーンを実施。キャンペーン第1弾として、PayPayを利用した買い物に対し、最大5%の還元を10月1日から11月30日にかけて行う。また、同キャンペーンは、キャッシュレス還元事業が行われる2020年6月まで9ヵ月間にかけて実施予定。第2弾以降の詳細は、後日発表となる。