佐川急便、SGシステム、フューチャーアーキテクトの3社は、佐川急便の配送伝票入力業務における人の入力作業をAIが代替し、自動化する新システムを2019年7月より本稼働させたことを発表。
同システムは、深層学習を活用した文字認識などのAI技術をベースに、フューチャーアーキテクトとSGシステムが2018年12月より独自に開発をスタートしたもの。配送伝票情報の読み取りから既存システムへのデータ連携までを自動化することで、佐川急便の配送伝票情報入力を受託しているSGシステムなどでは、月間作業時間を約8,400時間短縮。労働資源のさらなる有効活用を実現する。
同システムにおけるAIの手書き数字認識精度は99.995%以上に達しており、サイズ、重量の数字はもちろんのこと、丸で囲まれた数字や取り消し線で修正された数字も読み取ることが可能。複写式伝票の記入時や運搬過程で生じた擦れや傷がある数字も読み取ることができる。
佐川急便は、今回培ったAI技術をSGホールディングスグループ各社に順次展開し、今後はSGホールディングスグループ全体のさまざまな業務において人とAIの協働を推進していく予定。