オイシックス・ラ・大地株式会社傘下のOisix Hong Kong Co., Ltd.が香港で運営する「Oisix香港」は、 ヤマトホールディングス傘下の雅瑪多運輸(香港)が提供する、 一貫保冷輸送を本年5月1日よりファーストユーザーとして利用開始。香港ヤマトの一貫保冷輸送は、 香港で保有する九龍湾基地の保冷倉庫を拡張し、 提供されている。
一貫保冷輸送は、日本から香港までの保冷輸送の際、 従来、 地域の事業者が行っていた香港空港から倉庫間、 倉庫から配送センター間の輸送および庫内業務を香港ヤマトが行うことで、 日本の生産者から香港の消費者までをヤマトグループのネットワークでつなぎ、 高品質な国際一貫保冷輸送を実現するというもの。
Oisix香港は、 2009年12月より日本の食品・食材を香港の消費者に届けるサービスを開始し、 2017年7月からは羽田クロノゲートと香港空港間でYNAを活用した輸送を進めてきた。 その一方で、 独自の安全基準に則った農産物、 加工商品などの日本の食品・食材を定温管理できる倉庫のキャパシティ増強、 今後香港でさらなる事業拡大の実現を目指す上で、 高品質な物流ネットワークの構築が喫緊の課題となっていた。 今回、 これを解決すべく、 香港ヤマトが約300坪拡張した九龍湾基地の保冷倉庫を活用した国際一貫保冷輸送を開始したとのこと。