ECサイト「京東商城(JD.com)」を運営する京東集団は、中国で展開中の無人スーパーにおいて、初めての海外店舗となる店舗「JD.ID X-Mart」をインドネシア・ジャカルタにオープンしたことを発表。
「JD.ID X-Mart」は、ジャカルタのショッピングモール「PIK Avenue」の中にオープンした、これまで京東が培ってきた無人スーパーの技術を集約した無人スーパーである。食品などの日用品や美容製品を無人で購入できるのはもちろん、アパレル商品も他製品と同様に、レジを通すことなくフィッティングルームで着用してそのままレジを通らずに購入し、店外に出ることができる。
本店舗では、商品購入動向を追跡するために、RFID、顔認識、画像認識などの最先端技術を活用。店舗全体に配置されたカメラが顧客の動きを認識し、トラフィックフロー・商品選択・顧客の好みを把握することで、在庫・商品陳列・店舗管理などを最適化するために役立つヒートマップを生成する。
なお、最近アップグレードされた京東本社の無人スーパーでは、コンピュータビジョン技術を使用し、一連のショッピング行動を追跡することも可能。
同社は今後、インドネシアでより多くの倉庫を建設し、85%の注文が同日または翌日に配達できることを目指している。