Starbucks Coffee Company(以下、スターバックス)とAlibaba Group(以下、アリババ)は、ウーラマ(Ele.me)やHEMA(盒馬鮮生)、Tmall、タオバオ、アリペイなど、アリババのエコシステム内の重要なビジネスにおける多面的な連携を強化する、ニューリテール戦略のパートナーシップを締結したことを発表した。
このパートナーシップは、アリババのエコシステムとニューリテールのインフラストラクチャに基づき、シームレスにスターバックスを楽しめるようにするものである。
本提携によりスターバックスは、中国で正式にオンラインでデリバリーサービスの展開を開始。
また同社は、HEMA(盒馬鮮生)の中に、初のブランドデリバリーキッチン「Starbucks Delivery Kitchens」を立ち上げる。本サービスは最短で2018年9月に上海と杭州の一部のHEMAにて展開予定で、今後その他の都市にも拡大していく。
スターバックスとウーラマ(Ele.me)との提携により、2018年9月より北京と上海の重点商圏の約150店舗でデリバリーサービスを開始。その後2018年年末までに、30の主要都市2,000店舗でサービスを展開する予定となっている。
一方アリババは、スターバックスのニューリテール店舗と既存のスターバックス倶楽部の会員システムを共通化し、全チャンネル共通のシステムハブを立ち上げる。これにより消費者は、Tmallやタオバオ、Alipayなどアリババのプラットフォームだけでなく、スターバックスのアプリでも商品を購入することができ、パーソナライズされた消費体験を楽しむことが可能となる。