ヤフーは、同社が運営する「ヤフオク!」にて、スマートフォンとパソコンを含めた全デバイスで、定額出品なら月額会員費無料で利用できる「フリマ出品」を導入した。また、今回の「フリマ出品」にあわせ、定額商品だけを探せる「フリマモード」も導入し、フリマ感覚で売買がしやすくなった。
同社では、昨今のEC市場において、CtoC取り引きが拡大しており、そのニーズが高まっていることに注目。個人間取り引きにおいて、オークション形式は、より高い価格で売ったり、安い価格で落札できる可能性がある一方、フリーマーケットのように売り手が価格を決めて販売する定額での取り引きは、すぐに売買が成立するメリットがあり、スマートフォンの普及や各社のフリマアプリの台頭により、若年層を中心にますます拡大している。
そのような環境下で、ヤフオク!では、2016年6月に「ワンプライス出品」として、スマートフォンアプリ限定で定額出品なら月額会員費無料で出品できる機能を導入していた。今回、ワンプライス出品をフリマ出品と名称変更し、スマートフォンアプリ限定だった本機能をパソコン・スマートフォンなどのインターネットブラウザ上からも利用可能とした。フリマ出品なら、どのデバイスからも月額会員費無料で出品ができる機能となる。
なお、ヤフオク!が従来より提供しているオークション形式での出品は、Yahoo! JAPANの月額会員サービス「Yahoo!プレミアム」への入会が必須となる。