SGホールディングスグループの海外事業統括会社であるSGホールディングス・グローバルは、2017年1月1日をもって、シンガポール事業法人であるSG佐川アメロイドと佐川急便シンガポールの2社を事業統合した。
SGホールディングス・グローバルは、新中期経営計画「First Stage 2018」(2016年~2018年)において、海外事業強化に注力している。2016年4月にインドネシアでRPX、6月にフィリピンでLBC EXPRESS、11月に台湾で新竹物流とそれぞれ業務提携契約を締結するなど、現地事業パートナーとの連携によりアジア主要国での事業強化を図ってきた。さらにベトナムにおいては、11月に大型物流施設を建設。12月には大手宅配会社Phat Loc Expressを買収するなど、アジアでの事業拡大を加速化している。
今回統合した2社のうち、SG佐川アメロイドはコンテナ輸送事業とロジスティクス(倉庫)事業を主たる事業とし、佐川急便シンガポールはフレイト・フォワーディング事業と国際エクスプレス事業に強みを持っていた。今回の統合により、それぞれの強みである機能を統合し顧客窓口を一本化することで、国内外の顧客ニーズに迅速に対応していく。