ユナイテッドが運営するスマートフォン特化型SSP「AdStir(アドステア)」が、A/Bテストツールを用いてユーザー行動を解析し、最適な広告枠設計を行うコンサルティングを開始すると発表した。
AdStirは、ユナイテッドが2011年9月に運営を開始したSSP。アドネットワーク広告収益を最大化しつつ、RTB広告の競争入札を利用する事でさらなる広告収益を得る事ができる、メディア向けの広告マネタイズプラットフォームだ。サプライサイドにおいて、国内スマートフォン市場で最大規模のプラットフォームとなっている。
今回AdStirが提供する広告枠設計コンサルティングでは、A/Bテスト機能やヒートマップ分析を通じて仮説検証を行い、これらの課題解決をサポートしていく。なお、AdStirが提供するA/Bテストツールでは、サイト分析用のタグをヘッダー部分に設置することで、以下の分析が可能だ。
- A/Bテスト
- ヒートマップ分析
- クリックマップ分析
- ビジターレコーディング
A/Bテストツールでは、従来のページレイアウトとは別にレイアウト変更を加えたテストパターンを用意し、ユーザーを2つのレイアウトに振り分けた上、どちらがより高い広告効果を得られるのかを検証することできる。このA/Bテストを継続して行うことで、メディアの広告収益を最適化する。
またA/Bテストだけではなくヒートマップ分析を行うことにより、ユーザーの行動を可視化することが可能。従来のアナリティクスツールで得られるデータに加えこのヒートマップ分析を行うことにより、KPI達成をサポートする。
AdStirは、今後も多彩な広告フォーマットへの対応をはじめとした機能強化や、国内外のアドネットワーク・DSPとの接続による広告流通量の拡大を進め、拡大が見込まれるスマートフォン広告市場において、さらなる成長を目指す。