ジャストシステムは、「ECトレンド調査 【2016年版】」の結果を発表した。本調査は、事前のスクリーニング調査で「EC運営や管理業務を担当している」と回答した、20歳以上の男女275名を対象にしたもの。調査結果の概要は以下のとおり。
ECサイトの集客施策1位は「SNS(ソーシャルメディア広告)」
ECサイトの集客施策として、最も多くの事業者が行っていたのはSNS(ソーシャルメディア広告)で、40.8%だった。次いでSEO(40.4%)、メルマガ(39.3%)だった。なお、出稿先のSNSとしては、Facebookが最も多く78.9%、次いでTwitterが70.6%と、3位のLINE、YouTube(53.2%)を大きく引き離していた。
31.1%が動画広告を配信
全体の31.1%の事業主が動画広告を配信しており、「2017年3月までに配信したい」との回答を合わせると、43.5%が動画広告を配信することとなる。また32.5%が当面は配信の予定がないものの興味はあると回答しており、EC事業者が動画広告に注目していることが見て取れた。
実店舗との連携方法トップは「ECで注文した商品の店頭受け取り」
ECサイトと実店舗の連携方法として最も多かったのは、「ECで注文した商品の店頭受け取り」で60.5%。次いで「店頭での人気商品を、ECでリアルタイムに照会」(55.3%)、「店舗ごとの在庫状況を、ECで確認」(52.6%)だった。
2016年も2017年も、最も注目されるワードは「AI・人工知能」
今年気になったECビジネスキーワードとして挙げられたのは、1位「AI・人工知能」(34.5%)、2位「ブラックフライデー」(26.6%)、3位「Web接客」(25.8%)。来年注目したいECビジネスキーワードとして挙げられたのは、1位「AI・人工知能」(15.8%)、2位「マーケティングオートメーション」(11.5%)、3位「ブラックフライデー」(7.2%)だった。2017年も引き続き、AI・人工知能に注目が集まると思われる。
調査概要
調査期間:2016年12月13日(火)~12月14日(水)
調査対象:事前の調査で、EC運営や管理業務を担当していると回答した、20歳以上の男女275名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査