「Interest Widget」は「ユーザーが興味を持って閲覧していた商品」を機械学習エンジン「Emotion I/O」が自動的に判別し、サイト訪問ユーザーのブラウザ上に買物リストとして表示するサービス。ユーザーは自分でお気に入りリストに商品を追加する手間なく、無意識にじっくり見ていた商品をあとから簡単に見つけることができるようになる。
具体的には、「Interest Widget」搭載のスマートフォンサイト上で、機械学習エンジンが興味を持って閲覧しているユーザーの動きを検知。特定数以上の商品をじっくり見ると、ユーザーのブラウザ上にメッセージが表示され、そのユーザーにパーソナライズされた商品のリストが表示される。
そのサイトがEmotion IntelligenceのECサイト向け購買行動解析・販促サービス「ZenClerk」を導入している場合、ユーザーの迷いが検知された場合には機械学習エンジンが自動でクーポンを提示することも可能だ。
Cookieにより収集・保存したデータを活用しているため、非会員ユーザー(非ログインユーザー)にも対応可能。スマートフォンのサイトでは、細切れの余暇の時間を使って買い物を楽しむユーザーが多く、途中で買い物が中断してしまうこともあるが、再来訪時に以前興味を持って見た商品のリストが自動で引き継がれる。
トライアルを実施した企業では、ユーザーの潜在的な興味商品を顕在化させることで、コンバージョン率が10%程度向上したという事例もあるという。今回提供を開始したのはスマホ版で、PC向けは8月上旬サービス提供開始する予定だ。