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主婦向け生活誌「サンキュ!」の男性読者が5年で3倍、人気コンテンツ1位は「やりくり」

男性読者が増加している生活誌「サンキュ!」

 ベネッセの主婦向けの生活誌「サンキュ!」は、20~40代の女性実売No.1(※1)の生活情報誌。2011年に3.7%であった男性読者比率が、2015年に10.7%(※2)と約3倍に増加している。2015年に開始した電子版サービスdマガジンにおいても、読者の約3割を男性が占め、雑誌の妻から夫への回読率も月平均35%にのぼる。

 男性でありながら、主婦向けの生活誌を読む理由について調査したところ、「家事育児をやらざるをえない」「妻にお願いされて家事育児を学ぶため」という必要にせまられて派が約26%。「なんとなくタイトルにひかれて」「家事や育児のスキルをあげたい」「やりくりや料理など参考にしたい」という前向き派が約65%と、うちのことに前向きな人が過半数であることが判明した。

 よく読むコンテンツは、1位「やりくり」2位「料理」3位「収納片づけ」。料理を参考にするために、レシピサイトを日常的に観る男性は7割以上と、家事の中でも最もハードルが高いと言われる料理に積極的な姿勢がうかがえる。

 また「サンキュ!」の女性読者の職業分類では、専業主婦4割、共働き6割。うちフルタイムが2割弱である一方で、「サンキュ!」を読む男性の配偶者の職業は、専業主婦3割弱、共働き7割超、うちフルタイムは4割超と、フルタイムで働く妻が実に2倍に。「サンキュ!」の男性読者はフルタイム勤務の配偶者が多いことが明らかになった。

※2 日本ABC協会発行社レポート2015年下半期データより
※2 ビデオリサーチ MAGASCENE(2011年度)、MAGASENE/ex(2015年度)より

食事の支度する夫が半数に

 「サンキュ!」を読む男性に、普段どんな家事をどの程度やっているかの問いに対して、一番多かったのが「買い物をする」で、約8割超が「とてもあてはまる」「まああてはまる」と回答。食事の後片付けや支度も、5割以上の男性がやっていると回答している。年齢別にみると、34歳以下の男性ほど食事の支度をしていると回答している割合が高くなっている。

 自分でお弁当を作る割合も、子供のいる男性全体で約12%、34歳以下では約15%と一割以上に。一方、家事育児のなかで、最も関わりが低いのが「家計管理」で約43%、ただし、世帯年収が800万以上では、夫が家計管理をする割合が高くなっている。

 男性の家事といえば「ゴミだしだけ」というイメージと違い、食品、日用品などの買い物に参加する人が大半で、育児に関しても「自分だけで、病気のときに面倒をみる」など難易度の高い家事育児にとりくむ男性が多くいることがわかった。

 さらに約7割が「自分は家事育児ともによくやっている」と自己評価しており、6割超が配偶者にも同様に認められていると回答。これは、ベネッセ教育総合研究所がおこなった第3回乳幼児の父親についての調査(2014年 未就学児をもつ父親対象)では、「家事をよくやっていると思う」は45%「育児をよくやっていると思う」は53%という回答と比較すると、「サンキュ!」を読む男性(未就学児をもつ父親で比較)は、家事育児への自己評価が高いといえる。

家事をやっている男性ほど、妻との関係が良好

 家事育児を行う気持ちの面を聞いてみると「自分が家事育児を分担するのはあたり前だと思う」と回答する男性が約7割。妻との関係性においても、8割以上の男性が「子どものことで毎日妻と話す」、7割の男性が「妻と自分は互いに心の支えとなっている」と回答しており、妻との関係が良好であることがうかがえる。

 また、食事の支度を「よくやる」と回答している男性のほうが、「やらない」と回答している男性より、「妻と自分は互いに心の支えとなっている」と回答する割合が高く、難易度の高い家事をする夫ほど、妻との関係が良いと考えられる。

もっと妻を助けたい! 残業をセーブする人も

 今回の調査では「今以上に育児や家事にかかわりたい」という男性も7割近くおり、理由として「妻の負担を減らしたい」「子どもが小さいのは今だけ、貴重な時間だから」「家事育児はいやではない、むしろ楽しんでいる」「料理の段取りなど効率化を工夫するのが面白い」という回答が目立っている。

 また「できるだけ早く帰るようにしている」「定時にあがり保育園にお迎えにいく」「早朝に出勤し早くあがる」「妻とよくコミュニケーションをとり連携する」など努力や工夫をしている声も多くあった。

 家庭と仕事のバランスに関して、希望を聞いたところ「家庭と仕事両方優先したい」が39%、次いで「家庭生活を優先したい」が31%という結果に。

 内閣府の男女共同参画調査(平成26年版 20~70代の男性対象)では、「家庭と仕事両方優先したい」が32%、「家庭生活を優先したい」が23%と、「サンキュ!」を読む男性のほうが、家庭を優先したい希望が高いこともわかった。世代別にみると、特に20代の若い父親や、子どもが3歳以下の父親が、仕事より家庭優先と回答している傾向が強いという結果がでている。

【調査概要】
調査実施期間:
第1回2016年3月9~15日 第2回5月27~30日 / インターネット調査
調査対象:全国エリア、生活誌「サンキュ!」を購読したことのある男性
第1回721名 第2回404人

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