髙島屋のグループ会社である東神開発とニトリホールディングスは、2016年12月、髙島屋が所有する東京・新宿の「タカシマヤタイムズスクエア」に出店することで合意した。髙島屋グループ商業施設への「ニトリ」出店は、9月オープン予定の髙島屋港南台店に続き、2店舗目。
「タカシマヤタイムズスクエア」が位置する新宿駅新南口は、ルミネの大型商業施設「NEWoMan」(ニュウマン)、日本最大の交通ターミナル「バスタ新宿」が開業。今後、代々木駅側開発も予定されていることから、さらに来街者増が期待されるエリア。出店予定のタイムズスクエア南館は、これまで20年間にわたり、紀伊國屋書店が書店「紀伊國屋書店新宿南店」と劇場「紀伊國屋サザンシアター」を運営し、国内外の文化と情報の発信拠点となってきた場所。
ニトリは、これまで郊外のロードサイドを中心に出店をしてきたが、現在、都市部への積極出店を進めている。今回、新宿駅という東京都においても最大級の乗降客を背景に、高い集客力を有する髙島屋商業施設にテナント出店することでさらなる顧客拡大が期待できる。
12月にオープンする店舗は、タカシマヤタイムズスクエア南館の1~5階を使い、フロアごとにリビングやダイニング、ベッドルームといった生活シーンを設定。シーンに合わせたコーディネートを演出するとともに、全フロアを通じて住生活空間のトータル・コーディネートを提案する。