ヤマト運輸は昨年4月1日、小さな荷物の配送に最適でリーズナブルな対面配達サービス「宅急便コンパクト」の販売を開始した。利用している多くの通販事業者や通販ユーザー、メーカーなどから、商品の「返品」や修理品の「回収」の際に、「着払い」でも配送したいという要望があった。こうした声を受けて、ヤマト運輸は今年の4月1日発送分から、宅急便コンパクトの「着払い」をスタートした。
利用の際は、セールスドライバーの集荷、もしくは直営店への持込むかたちになる(一部取扱店でも利用可能)。宿泊施設や交通機関が「忘れ物」を持ち主に返送する際、梱包資材を探すのが手間だという声もあったが、発送の際には、宅急便コンパクト専用BOX・専用薄型BOX、および宅急便コンパクト着払い専用の送り状を利用する。
運賃は594円~1,188円(税込)。直営店および取扱店への持込みで100円減額となる。専用BOX料金は65円(税込)で、この料金は依頼主負担、受取人負担の選択が可能となっている(取扱店への持込の場合は依頼主負担)。受取時の料金の支払い方法は、現金のほかにクロネコメンバー割・電子マネーが利用できるほか、法人契約がある場合は、月締めでの精算も可能となっている。