矢野経済研究所は、はじめて子供を持った母親に対し、出産準備や育児用品の準備などについて調査を実施した(本調査対象の「ベビー」は0~2歳児を対象とする)。
0~2歳の第1子を持ち、ネットショッピングを利用している母親564人に、その活用頻度を聞いたところ、「実店舗の方が活用頻度が高い」との回答が39.0%と最も高くなっている。しかし、「実店舗よりも(ネットショッピングの)活用頻度が高い」との回答は33.7%にのぼり、「実店舗と同程度」という回答の24.1%と合計すると、半数以上の母親がベビー関連商品購入時にネットショッピングを活用している。
アイテム別にネットショッピングの利用状況をみると、「ベビーウェア」(36.2%)、「ベビー用品(哺乳瓶や食器、ベビーローション・スキンケア用品など)」(34.1%)、「ベビーベッド」(22.7%)、「ベビーカー」(17.9%)の順になっている。ベビーベッドやベビーカーでは、利用率は2割前後にとどまり、実際に見て選びたいというニーズの高さが伺える結果となった。
ベビー関連商品の購入時によく利用するネットショッピングサイトでは、「楽天市場」が45.5%と最も高く、半数近くの母親から支持を得た。次いで多かったのが「Amazon.co.jp」と「ベルメゾンネット」で、それぞれ26.3%、26.0%となり、総合通販企業のサイト利用率が上位を占める結果となった。
【調査概要】
調査期間:2015年11月
調査対象:全国の0~2歳の第1子を持つ母親715名
調査方法:インターネットネットモニターを利用したアンケート調査