NHK放送文化研究所は、2015年6月に実施した「幼児視聴率調査」の結果から、幼児のテレビ視聴と録画番組・DVDの利用状況を発表した。調査は、東京30キロ圏に住む2~6歳の幼児1000人を調査相手に、6月8日(月)~14日(日)の1週間実施された。
幼児が1日にテレビを見る時間は、1時間45分(週平均)。テレビ視聴時間は、2007年以降2時間程度で推移していたが、2012年に初めて2時間を切って減少したまま、2013年以降は横ばいとなっている。また、幼児が録画番組やDVDを再生利用している時間は52分(週平均)で、2011年から2013年にかけて増加し、それ以降は同程度で推移。今回、両者の差がより縮まる様子はみられなかった。
さらに付帯質問の結果をみると、幼児の「DVD・ブルーレイディスクプレーヤー」や「パソコン」の利用率が2013年から減少する一方で、「携帯電話・スマートフォン」や「タブレット端末」といったモバイル端末の利用率は2013年から着実な伸びがみられた。