「はこぽす」は、楽天市場で購入した商品を、郵便局に設置された無人ロッカーで受け取ることができるサービス。ロッカー設置は都内25ヵ局からのスタートで、「駅に近い」「住宅街にある」「ビジネス・学生街にある」のいずれかの特徴を持つ。2015年10月末までの試運用で、利用状況を分析し、以降の本格運用につなげるとのこと。
「はこぽす」が利用できる荷物は、大きさは3辺100cm以内、重さ30kg以内、代金引換、冷蔵・冷凍、着払い等のサービスをしないという条件で、例えば書籍やCD、化粧品、文房具などの利用が想定されている。
注文者は、楽天市場で注文の際に「はこぽす」利用を選択すると、扉開錠のために必要な認証番号がメールで届く。注文者は配送を指定したロッカーまで出向き、認証番号を入力して荷物を受け取るというもの。
2015年4月9日から、楽天市場の一部ショップで注文する際に、「はこぽす」が選べるようになる。スタート時は約300ショップが参加。サービス開始時に、「はこぽす」を利用できるショップを掲載した特集ページを開設する。
楽天・三木谷社長によれば、「ECがさらに普及するためには『受取革命』が必要であり、これからも様々な配達ニーズに応えていきたい」とのこと。
注文者が直接受け取りに出向くサービスとして、楽天は独自で設置している「楽天BOX」、日本郵便はコンビニ受取等があるが、それらも継続される。