コクヨは、オフィス通販「カウネット」を中心とするビジネスサプライ流通事業における東北・北海道エリアの物流基盤強化を主な目的として、仙台市泉区に自動化物流センター「新仙台IDC(仮称)」を開設する旨を発表。新センターは仙台駅から車で約30分の高台に位置し、災害リスクが低く、主要商圏へのアクセスにも優れた立地に建設され、2026年10月の稼働開始を目指しているという。

「新仙台IDC」は、ビジネスサプライ流通事業における品揃え拡大およびECプラットフォーム強化を推進する目的で設立。具体的には、膨大な品番の取り扱いを可能とする最新の自動倉庫システムやAGV(無人搬送車)を導入し、高密度保管や荷扱生産性を向上。これにより、主にカウネットのオフィス通販事業の強化に加え、販売店向け卸事業の拡大を図る。
また、東北・北海道エリアにおける物流サービスの品質向上や、首都圏IDCの負荷分散を実施。製造・卸・小売の各段階における流通在庫を集約・統合することで、在庫効率の向上やリードタイムの短縮化を目指すという。
同センターでは、周辺環境に配慮した静穏設計や作業エリアの集約も行い、働きやすい職場環境と効率的なオペレーションの両立の実現、持続可能な物流基盤の構築を推進する見込み。