ジェーシービー(以下、JCB)とインテリジェント ウェイブ(以下、IWI)は、共同で推進する不正利用対策「セキュリティーコンソーシアム」の一環として、JCBが展開する不正取引情報ウェブ連携サービス「MATTE」をリニューアルした。
これにより、JCBブランド以外の国際カードブランドの取引情報についても、同サービスを通じて情報共有が可能となった。三井住友カードをはじめとする主要カード会社の参加も予定されており、今後さらなる拡大が見込まれる。
「MATTE」のリニューアルポイント
JCBブランド以外の国際カードブランドに対応
ほかカードブランドの取引情報も、「MATTE」を通じてリアルタイムで共有可能となった。これにより、不正取引が発生した際にカード発行会社と加盟店間での配送停止依頼がスムーズに行えるようになった。また、不正な取引情報は、取次依頼を経ずに「MATTE」に登録することで共有できる。
利便性の向上と機能拡充
従来の「MATTE」機能に加えて、データ一括登録や承認ワークフローなどの機能が追加された。これにより、加盟店の協力が広がり、決済代行サービス事業者も「MATTE」を導入するケースが増加しているとのこと。今後は配送停止依頼の半数以上が、加盟店管理会社を経由せず、カード発行会社と加盟店が直接連携する見込みとなっている。